アパレルブランド「AMATERAS」のCEO兼デザイナーとしても注目を集める、モデルの佐藤マクニッシュ怜子さん。カナダで10代の数年間を過ごした彼女は、東京では国際交流の盛んな大学へ。今は仕事やプライベートで世界中を飛び回っているだけに、もちろんグローバルな恋愛経験も♡ 今回はそんな怜子さんに、国際恋愛の極意を教えてもらいました!

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日本と海外で感じた恋愛観のギャップ

――カナダから東京に帰ってきて、恋愛面での違いを感じましたか?

「100%違うと思います。まず男性が女性のことを意識する仕方と、女性が男性を意識する仕方が日本と海外では全然違いますね。私が言う海外はアメリカとカナダに限られますが、日本では、親と子供が恋愛やセックスについて話すのは恥ずかしいというか、そういう会話はタブーじゃないですか。でも海外では小学生の頃から授業で詳しく教わるし、中学生くらいになると学校でコンドームが配られるんですよ。それくらいオープンで、悪いことだと思っていない。日本だと周りが驚くようなことを、親とも、友達とも平気で話せる。恋愛観の違いは、もともとの教育の違いが大きいのかなと感じています」

――日本と海外、男女の関係でどこが一番違うと思いますか?

「異性と友達でいることが日本だとあまり普通のことではないですよね。海外だと男女が仲良しなのを見てもベストフレンドという感じですけど、日本だと男の子と二人で出かけるだけで何か言われてしまうことも。男女の間に壁があるなと思います。私は普段、仕事のパートナーの男性とほとんど一緒にいるんですけど、アマテラスを始めたばかりの頃はいつも、『付き合っているの?』と聞かれていて…。男女が一緒にいる=恋愛関係という考えになってしまうことが、すごく悲しいなと思いました」

――今まで、日本人男性と付き合ったことはありますか?

「高校生のときに一回、少しだけ付き合ったことがあるんですよ。でもちょっと違うというか、合わせようとしても難しかったです。積極性の違いなのか、私のほうがリードしてしまって…。海外では男の子がやってくれるのが当たり前だったことをやってくれないから、じゃあ私がやるよって、私のほうが男性みたいになってしまったんです。たとえば映画に行くことになったとき、お願いしなくてもチケットを取っておいてくれることや、デートのときにたまにお花をくれるのも普通だと思っていましたが、当時付き合っていた日本人の彼にはそんな考えがないんですよね。私のほうは、一年以上お花をもらってないけど…みたいに思ってしまって。でもそれを口に出すと、すごくウザい女みたいになってしまうから言えないじゃないですか。そのときは、無理して彼に合わせてもらう必要もないし、私もそんなに頑張る必要はないかなと…思って別れました」

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ᴡɪɴᴇ ᴏ’ᴄʟᴏᴄᴋ 🍷 ‘ お昼からワイン、毎日ワインと生ハムとパスタ食べてる😂 しかも全部日本だったら高いのにびっくりするくらい安いの。1週間ここいたらバルクアップできそうです🙃 #revolvearoundtheworld #revolveme #venice #wineoclock

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海外の男性から見た日本人女性

――日本人男性と比べて、海外の男性とつきあうのはどんな感じですか?

「まず海外では、男性がレディーファーストをしっかりやってくれます。向こうでは子供の頃から親に教えてもらうことですが、日本にはあまりないですよね。彼らは『女の子には、男がやってあげなきゃ』という精神がすごく強いんです。そこまでされたら私も頑張らなきゃと思って、お互いいい関係になれるのかなと思います。でもそういう意識を持っていない日本人男性に私が頑張っていろいろとやったところで、バランスがとれなかったりで…。私の周りの友達も、海外の男性と一度でも付き合ったことがある人はみんな、絶対に日本の男の子とは付き合えないと思っているんです。でもそれは日本人が悪いということではなくて、教育と育った環境の違いなんです。いい・悪いではなくて、合う・合わないの問題なのかなと思います」

――日本人女性は海外の男性にどんな印象を持たれていると感じますか?

「悲しいですが、日本人は世界一軽い女だと思っている人も。一度アメリカの空港で『日本人女性は簡単に落とせる』みたいな、かなりストレートなタイトルの本を見つけたんですよ。とりあえずの口説き文句や、ナンパするのにおすすめの場所、美しいね、かわいいねと言えばすぐ落ちる、2回目のデートからは『I love you』と言えばOK、みたいなことが書いてあったんですけど、これから日本に行こうとする男性たちがこの本を買っていくのかなと思うと、ショックでした。でも周りの男友達の話を聞いていると、外国人やハーフというだけで、自分を差し出してくる日本人の女の子は本当に多いみたいで…。そういう目で見られているということが、私も日本人として悲しかったです」

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𝒾𝓃𝓉𝒾𝓂𝒾𝓈𝓈𝒾𝓂𝒾 𝔴𝔥𝔦𝔱𝔢 𝔠𝔞𝔟𝔞𝔯𝔢𝔱🥼 ‘ @intimissimiofficial のファッションショーのゲストにご招待頂き、イタリアに来ています🇮🇹 世界中のモデル達、ファッション関係の人達が集まって、夜にショーとパーティー🍸 写真これからたくさん載せるので待っててね💫 #intimissimishow #intimissimigirls #intimissimi

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国際恋愛で重要なこと

――国際恋愛をする上で、大事なことはなんだと思いますか?

「自分を持つことですね。自分の基準をしっかり持って、自分を安売りしないこと。そして甘い言葉に流されずに、強くいることだと思います。メンタルが弱っていたら、外国人・日本人関係なく、優しい言葉をかけられると嬉しいじゃないですか。優しくされてイヤな人はいないし、私もいろんな人にそうやって優しいことを言われたらもちろん嬉しいですけど、私の場合はただ『嬉しい、ありがとう!』で終わるんですよ。その“嬉しい”を自分で勝手に“ドキドキ”に変えてしまうのが、ダメなんだと思います」

――では、相手が本気か遊びかを見極めるコツを教えてください!

「外国人だと、使うフレーズでわかります。この人、女慣れしているなという場合と、本当に心から言っている場合とでは全然違っていて、一瞬でわかるんですよ。まだ1、2回しか会ってなくて、そんなに好きになるわけがないのに、非現実的なことを言ってプッシュしてくる男性は怪しいですね。そういう人はとりあえず一回、遊びたいだけなんでしょって思ってしまう。反対に体の関係を持たずに、セクシュアルな話や交際の話も全くなし。二人の話をしたり、私の中身を褒めてくれたり、ただただ楽しく過ごせて、たまに褒めてくれるくらいのデートが何回か続いてから、親密なことを言われ出すほうが、敬意を持って接してくれていることがわかりますよね。だからその瞬間、相手がすごく好きになるし、本当に心から好きだと言ってくれているんだなって思います。相手が自分に対してリスペクトがあるかどうかが、国際恋愛では一番重要なことかもしれませんね!」

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getting to know other cultures can really widen up your perspective, and your world. Love your own culture yes, but when people ask me I always tell them to get out of their aquarium and go see the world 🌍 ‘ 全てが新しく開拓され続ける東京に住んでると気づかない、自然や歴史の素晴らしさを感じれる国🇮🇹 Veniceは昨日出て今はRomeに来ているけど、こんな素敵な場所があと100年でなくなっちゃうなんて不思議。もうすでに階段が水で水没してたり、東京では考えられない事や文化があったり。新しい文化に壁を持たずに繋がる事ってとても大事だし、自分の価値観、世界や可能性を広げてくれると思う。 ☀️ @amaterasjapan の秋冬バスローブは、外でもこうやって着れるよ、結構暖かくてとてもおすすめ!

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2人の関係をハッキリさせたいときには!

今回は特別に、よくある国際恋愛のお悩みにも答えてもらいました! バイリンガルの怜子さんが指南する、外国人男性とのデートで使える英語フレーズも必見です。

Q1.「外国の男性は付き合う・付き合わないを言わないので、境目が曖昧。どのタイミングでセックスをしていいのかわかりません」

A1. 「たぶん国や文化によっても違うのかもしれないですけど、カナダには“告白”があったから、私も高校まではお互い確認した上で付き合っていました。でも大人になって、アメリカ人やアメリカ育ちの人と出会うことが多くなってからは、本当にわからない! 付き合ってないよね? みたいな再確認が多くて、常に手探り状態。でもそこを曖昧にさせてしまうのが日本人の悪いところで、相手もそれがわかっているから、いいようにされてしまうということもあると思います。きちんと『私たちって、付き合っているの?』と聞いたほうがいいと思います。ちょうどまさにそれで悩んでいる私の親戚に、悩んでも仕方ないから、今すぐ聞いたほうがいいと伝えたばかりなんですけど、彼が『曖昧させてごめんね』と言ってくれたみたいで、今は一緒に住もうかという話にまでなっているんですよ! 何も言わず、曖昧にさせておくほうが、相手もこのままでいいのかなと思って、遊んだり、気持ちが冷めてしまったりするかもしれないですよね」

Q2.「どの段階で彼の気持ちを確かめるべきだと思いますか?」

A2. 「最初のうちに、これからどうしたいのかを聞いておくのがいいと思います。そのときに自分が下からいくのはダメですね。「どうしたいの?」みたいな感じで、平等か、上から。そういうスタンスでいかないとバカにされてしまうこともあるので。もちろん彼の気持ちを確かめるかどうかは、自分が今後どうしたいかによって決めればいいことですけど、ほとんどの場合、やっぱり関係をはっきりさせたいじゃないですか。そこはきちんと自分で聞かないと負けちゃうと思います。海外の男性はその辺が上手。特に日本にいる外国人はモテるし、もともと男の人はズル賢いから!」

Q3.「2人の関係を問いただすときに有効なフレーズを英語で教えてください!」

A3.

■何回かデートをしている場合

「Are you looking for a girlfriend?(ガールフレンドを探しているの?)」

「What am I to you?(あなたにとって私の存在とは?)」

「What are you looking for?(どんな関係を探しているの?)」

■セックスまで進んでいる場合

「What are we?(私たちはどういう関係なの?)」

「たとえば今まで5回デートを重ねていたら、どこまで親密かにもよりますが、まずは会話をそういう雰囲気に持っていって、私だったら『What are we?』とはっきり聞きます。たまに誘われて、ただご飯行っているような状態だったら『Are you looking for a girlfriend?』とか『What am I to you?』とか。そこまでストレートに言わないと、本当にはっきりしないんですよ。覚悟のない男性でもし遊んでいるだけだとしたら、それを聞いた瞬間、もう会わなくなると思います。そうなることが怖いという気持ちはありますが、怖がっていたらずっと都合よく遊ばれ続けて、もっと辛い思いをするから。逆に聞いてみたことがきっかけで、彼のほうも真剣に考えてみようってなるかもしれないですしね」

国際恋愛では、相手からのリスペクをを得られるかが1番重要! 怜子さんからのアドバイスを参考に、素敵な恋愛をしてみてください♡