「ポーランド映画祭2019」東京都写真美術館で、アカデミー賞受賞作品など20作品以上を上映

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「ポーランド映画祭2019」が、東京都写真美術館ホールで開催。期間は2019年11月10日(土)から23日(土・祝)まで。

日本×ポーランド国交樹立100周年などを記念したプログラム

8回目の開催となる2019年の「ポーランド映画祭」では、日本とポーランドの国交樹立100周年およびポーランド民主化30周年を記念した8つのプログラムを用意。抱腹絶倒のコメディから歴史ドキュメンタリー、スリラーまで様々なジャンルの映画作品を上映する。

日本とポーランドの“絆”を感じる作品たち

1919年に国交を樹立して以来、政治、文化、経済などあらゆる面で友好関係を維持してきた日本とポーランド。そんな両国の“絆”を感じることが出来るような作品として、ポーランド人のアンジェイ・ワイダが監督を務め、坂東玉三郎が男女一役を演じた『ナスターシャ』(1994)や、ポーランド・ウッチ映画大学に在籍していた石川慶による『愚行録』(2017)などをラインナップする。

民主化30周年記念&巨匠への追悼上映

民主化30周年記念映画として共産党政権時代に制作された『月曜日が嫌い』(1971)、2019年のアカデミー監督賞・撮影賞・外国映画賞候補になったシリアスドラマ『COLD WAR あの歌、2つの心』(2018)を上映。また、2018年から2019年にかけて無くなったポーランド映画界の巨匠、カジミェシュ・クッツ、リシャルト・ブガイスキ各監督の作品『沈黙の声』(1960)『尋問』(1982)が登場する。

アンジェイ・ワイダの短編作品をリストアップ

この世を去ってからもなお、世界中の映画人が多大なるリスペクトを送るアンジェイ・ワイダ監督の代表作と短編作品をリストアップ。代表作として『死の教室』(1976)『灰とダイヤモンド』(1958)、3作品同時上映となる短編作品には『彼女の事情』(2006)『ゲーム』(2013)『ワイダの目、ワイダの言葉』(2014)のタイトルが並ぶ。

映画音楽にフォーカスしたプログラム

現代ポーランド芸術の立役者との呼び声も高い、即興音楽ユニット「シャザ」が来日。ロマン・ボランスキーとヴワディスワフ・スタレーヴィッチの両監督の短編映画集に合わせて生演奏を披露する。

その他、ポーランド随一のジャズピアニスト・作曲家であり、多くの映画音楽を手掛けたクシュトフ・コメダの魅力が分かる2作品などを用意し、映画音楽に焦点を当てたプログラムを構成する。

ポーランド映画初の米国アカデミー賞受賞作品をアンコール上映

さらに、ポーランド映画初の米国アカデミー賞外国映画賞受賞作となった、パヴェウ・パヴリコフスキ監督の『イーダ』(2013)をアンコール上映。ポーランド映画史上の名作を是非スクリーンで堪能してみて。

【詳細】
ポーランド映画祭2019
開催期間:2019年11月10日(日)〜23日(土・祝)
会場:東京都写真美術館ホール
住所:東京都目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内
※11月11日(月)・18日(月)は休館。
※詳細スケジュールは公式ホームページ(http://www.polandfilmfes.com/)参照。


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