板門店(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国政府は7日、朝鮮半島東側の東海の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を越えて韓国側海域に入り、2日に韓国軍当局に拿捕(だほ)された漁船に乗っていた北朝鮮住民2人について、板門店を通じて北朝鮮に追放したと発表した。

 

 統一部の李相旻(イ・サンミン)報道官はこの日の会見で、「(韓国政府の)合同調査の結果、2人は20代の男性で、東海上で操業中のイカ釣り漁船で船員16人を殺害して逃走したことが確認された」と明らかにした。

 その上で、殺人などの重大な非政治的犯罪は保護の対象にならず、韓国国民の生命と安全に脅威を与えるほか、凶悪犯罪者は国際法上の難民として認められないと判断し、政府内で協議して追放を決めたと説明した。