貴景勝は出場どころかV宣言までしているが…

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 大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)で大関貴景勝(23=千賀ノ浦)は勝てるのか。9月の秋場所は12勝を挙げて関脇から大関復帰を果たす一方で、千秋楽の関脇御嶽海(26=出羽海)との優勝決定戦で左大胸筋を部分断裂。今場所の出場が危ぶまれてきた。相撲解説者の舞の海秀平氏(51=元小結)も大関の状態を不安視していた一人だ。

 6日の福岡市西区の追手風部屋への出稽古で貴景勝は幕内大栄翔(25)、幕内大翔鵬(25)を相手に相撲を13番取って10勝3敗。稽古を見守った舞の海氏は「もう少し悪いかと思っていたけど、思ったよりもいい。最初に土俵に入って2、3番の当たり、出足はだいぶ良かった。出ても大丈夫なのでは。8番(勝ち越し)は堅いんじゃないですか」と出場に太鼓判を押した。

 ただ現役時代に「技のデパート」と呼ばれた舞の海氏は大関のわずかな変化も見逃さなかった。「左の(正面方向への)突きは以前と変わらないが、外側からのおっつけが少し弱い。一度ケガしているところは、またブチッと切れてクセになったりする。そこが怖い」と指摘。出場したとしても、故障の再発に一抹の不安を感じている。

 周囲の心配をよそに、すでに貴景勝本人は九州場所の新番付が発表された翌日の10月29日の時点で出場することを明言。「優勝しないといけない」とV宣言まで口にしているが…。果たして、どうなるか。