産地偽装により対外信用が失墜し、事業継続が困難になった

 旬菜工房(有)(TDB企業コード:968169746、資本金300万円、福岡県北九州市小倉南区志井791、代表岸本妙子氏)は、11月1日に福岡地裁小倉支部へ自己破産を申請した。

 申請代理人は工藤正朗弁護士(福岡県北九州市小倉北区田町13-19、工藤法律事務所、電話093-562-5626)。

 当社は1989年(平成元年)創業、2000年(平成12年)10月に法人改組した漬物製造業者で、大根やゆずの千枚漬けなどの漬物を主体に製造し、九州のほか、関西、関東地区のスーパーストア等に販売していた。

 しかし、2019年9月に一部の得意先に納入していた梅の産地を中国産であるにもかかわらず国産と偽っていたことが発覚。対外信用の失墜で事業継続が困難となり、今回の措置となった。

 負債は約1億5000万円。