11月17日にエディオンスタジアム広島で開催されるU-22コロンビア戦。主体となるのは、海外組か?(C)SOCCER DIGEST

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 11月5日、キリンチャレンジカップのU-22コロンビア戦(11月17日/広島開催)に向けた、U-22日本代表メンバーが発表された。

 堂安律(PSV)をはじめ、久保建英(マジョルカ)や板倉滉(フローニンヘン)というA代表にも名を連ねるメンバーを加えた今回は、この世代の初の国内活動という意味でも、注目が集まる。A代表との兼任のため、この世代を指揮するのは約1年2か月ぶりとなる森保一監督はどんなスタメンをチョイスするのか、予想していきたい。

 システムは従来と変わらず3−4−2−1に変わりないだろう。GKのファーストチョイスは、9月の北中米遠征から正守護神に躍り出た大迫敬介(広島)で間違いない。これまで正GK争いをともに牽引してきた小島亨介は、所属の大分で出場がなく、9月のブラジル遠征に続き未招集。先月のU-20サンパウロ戦でクリーンシートを達成している谷晃生(G大阪)にもチャンスがないわけではないが、広島でも出番を得続けている大迫が頭ひとつ抜け出したと見るのが妥当だ。

 フィールドプレーヤーで主体となるのは、海外組ではないか。今回は1試合の親善試合のために、わざわざシーズン中に呼び戻しているのだから、スタメンで起用して長い時間、フィット具合や調子を確かめておきたいと、森保監督は考えているはずだ。
 
 となると、1トップは上田綺世(鹿島)や小川航基(水戸)ではなく、前田大然(マリティモ)か。ポルトガルリーグでは8試合連続で出場していてコンディションは悪くなさそうだ。不発に終わった9月のアメリカ戦以来の先発もあり得る。

 ボランチでは、キャプテンの中山雄太(ズウォーレ)が筆頭。そのパートナーを、6月のトゥーロン国際以降、メキメキと頭角を現わしている田中碧が務めそうだ。いずれも10月のU-22ブラジル戦でゴールを奪い、調子は良いだろう。

 最終ラインでも板倉滉(フローニンヘン)が軸になりそうだが、パートナーは予測が難しい。リベロでの経験値が高い立田悠悟(清水)、9月の北中米遠征で負った左足の怪我から復活した岩田智輝(大分)と予想するが、先月のブラジル遠征で一気に序列を上げた渡辺剛(FC東京)を起用する手もある。
 右ウイングバックも同様に、国内組の橋岡大樹(浦和)ではなく海外組の菅原由勢(AZ)が有力。オランダリーグで出場を続けている19歳は、ブラジル遠征では2試合合計48分の出場に留まった分、ここでアピールの機会を得られるかもしれない。

 左ウイングバックでは海外組がいないものの、前回のブラジル遠征を負傷で辞退した遠藤渓太(横浜)が濃厚。怪我から復帰してすぐに調子を取り戻し、直近の30節・鳥栖戦では豪快なボレーシュートを決めている。この場でパフォーマンスをチェックしておくのもアリだ。

 最注目のシャドーは、候補者4人がいずれも海外組だが、今回は久保と堂安の“W起用”の可能性もある。このチームでは常に10番をつけて攻撃を牽引してきた三好康児(アントワープ)は、言うまでもなく計算の立つ存在で、先月のブラジル遠征で招集された食野亮太郎(ハーツ)も、すでにアピールに成功している。それに対し、今年3月のU-23アジア選手権予選以来の参加となる久保、初招集の堂安という、A代表の活動を優先し、このチームではなかなか出番がなかったふたりのフィット具合も見ておきたいところ。指揮官がそう考えても、不思議ではないだろう。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
U-22コロンビア戦に臨むメンバーは以下の通り

【GK】
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
谷 晃生(ガンバ大阪)

【DF】
板倉 滉(フローニンヘン/オランダ)
渡辺 剛(FC東京)
岩田智輝(大分トリニータ)
町田浩樹(鹿島アントラーズ)
立田悠悟(清水エスパルス)
原 輝綺(サガン鳥栖)

【MF】
中山雄太(ズヴォレ/オランダ)
三好康児(アントワープ/ベルギー)
田中駿汰(大阪体育大)
遠藤渓太(横浜F・マリノス)
堂安 律(PSV/オランダ)
食野亮太郎(ハーツ/スコットランド)
菅 大輝(北海道コンサドーレ札幌
田中 碧(川崎フロンターレ)
橋岡大樹(浦和レッズ)
菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)
久保建英(マジョルカ/スペイン)

【FW】
小川航基(水戸ホーリーホック)
前田大然(マリティモ/ポルトガル)
上田綺世(鹿島アントラーズ)