山梨県道志村の『椿荘オートキャンプ場』で千葉県成田市の小学1年、小倉美咲さんが行方不明になってから1カ月以上が経過した。事件や事故などさまざまな憶測が流れる中、ネット上ではついに美咲さんの母・とも子さんの犯人説まで広まっており、今や、カオス状態になっている。

 「警察やボランティアの懸命な捜索にもかかわらず、一切、手掛かりが見つからなかったことから、自作自演、身内犯行説まで流れています。そんな中、母のとも子さんの知人が捜索募金発起人となって突如、謎の募金活動を始めたことが物議を醸しています。募金の使い道については、捜索費用や、美咲さんが見つかった後の治療費や社会復帰するための支援費用にするとありますが、間に会社が関与していることに加え、復帰後の支援費まで賄うつもりなのか、という疑問の声も上がり、炎上しています」(週刊誌記者)

 ネット上では、
《金が絡むと途端に怪しくなるんだよなぁ》
《本当に捜索に使われるならいいけど、使い道は明確にするんだろうね?》
《ドローンまで導入して捜索したのに、個人で捜索隊を編成するのか? 募金とか途端に怪しくなるわー》
《捜索ボランティアに頼っていたのに、なぜか捜索資金のための募金? 見つかってもいないのにその後のケア。金が振り込まれているのにお礼の言葉もない。いろいろ思うところがあるな》
 など、批判や疑問の声が殺到しているようだ。

 その後、あまりの反響の大きさに、募金は急きょ終了となったが、10月29日現在、132万5498円が母・とも子さんの口座に送金されたことが確認されている。

 「母親が美咲さんを心配する気持ちは分かるのですが、捜索が行われている最中にインスタを更新したり、自身が経営するトリミングサロン店のハッシュタグを付けて投稿するなど、誤解を招く行動が炎上のきっかけとなっているようです。現在は指摘を受けた投稿は削除されていますが、今後、募金の使い道についても一波乱ありそうな雰囲気です」(同・記者)

 昨今、事件や事故が起きた際には、SNSが活用されるのはむしろ当たり前になっている。しかし、節度ある使い方を心掛けないと、無用な中傷を招くことになるという分かりやすい例なのかもしれない。

 現在、ネット上では注目を集めるためなのか、自ら誘拐犯を名乗る不届き者まで現れる始末。一日も早く美咲ちゃんが無事に発見されることを、誰もが願っている。