画像提供:マイナビニュース

写真拡大

MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険は11月1日、「MS1 Brain」と名付けられたAI活用のあらたな代理店システムを開発し、2020年2月から導入することを発表した。

「MS1 Brain」は、AIによるビッグデータ分析を代理店の顧客に対する質の高い提案へと結びつけるためのシステムで、米国はカリフォルニアに本社を構えるdotData, Inc.のAIエンジン「dotData」、ニューヨークに本社を構えるSundaySky, Incの動画製作・配信ツール「Smart Video」などが組み込まれている。

契約内容や履歴、事故情報、家族構成変化や企業の事業ポートフォリオの変化など顧客の細かな状況の変化からニーズやリスク変化を察知し、これを分析。最適な商品の提案をサポートできるほか、経験豊富な代理人(募集人)の活動分析から最適な行動や話法、ツールなど提案状況の可視化を通じて、提案者側のベストアクションもAIがアドバイスできる。提案者側については、保有マーケットや販売実績分析からの経営計画策定なども用意されており、代理店経営者の活動品質やガバナンス強化もフォローしている。

また、ユーザー(顧客)が商品をしっかりと把握することも"保険"という商品では大切なこと。満期案内の際など、最適な保険プランの理解促進のために個々の顧客に応じたパーソナライズドされた動画も作成。ユーザーはスマートフォンでどこからでも動画を視聴できるようになるという。こちらは、まずは個人向け自動車保険から提供開始し、随時拡大する予定だという。

同社は、2018年度から4年間を対象にした中期経営計画「Vision 2021」(公式Webページ)を策定しており、重要課題のひとつに"デジタライゼーション推進"を掲げている。個別の状況により千差万別であろう"保険"ビッグデータから、もっとも理に適うものを探し出す。確率や統計が重要な保険の世界でのAI効果の最大化が期待される。