有名な『7つの習慣』という本に「理解してから、理解される」という言葉があるが、お互いを理解して信頼関係を作るためには、まず相手を理解してあげる必要がある。そうすると「返報性の法則」が働いて、相手もこちらのことを理解しようとしてくれる。その結果、お互いのことを理解して、信頼関係が築けるのだ。

 さらに、相手の事を知ろうとすると、その人の行動や言動の核となる価値観や行動原理を特定することができる。相手が言われて喜ぶことや、自分の意図した行動を起こさせたいときに、どのようなアクションを取ればいいかわかるようになるのだ。

 この基本原則1は、基本原則の中でも最重要項目だ。心理テクニックを使って仕事で成果を上げるには、何十個もテクニックを覚える必要はなく、心理テクニックの根底にある、たった3つの基本原則+信頼関係構築さえ意識できれば、心理テクニックを活用して仕事で高い成果を残せるようになる。

 これまで「心理学の本を何冊も読んだけど、なかなか実践できない」という方は、まず基本原則を身につけて信頼関係を構築してほしい。基本原則で足元を固めれば、より心理テクニックを日常生活に活かすことができるだろう。

<取材・文/山本マサヤ>

【山本マサヤ】
心理戦略コンサルタント。MENSA会員。心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ためのコンサルティングやセミナーを各所で開催。これまで数百人に対して仕事やプライベートで使える心理学のテクニックについてレクチャーしてきた。また、メンタリズムという心理学とマジックを融合した心理誘導や読心術のエンターテインメントショーも行う。クラウドワークスの「トップランナー100人」、Amebaが認定する芸能人・著名インフルエンサー100人に選出。●公式ホームページ ●Twitter:@3m_masaya ●Instagram:@masaya_mentalist