『お友達』派遣も不発…ますます行き詰まる文在寅政権の対日外交

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 「戦後最悪の日韓関係」というフレーズが聞かれるようになっておよそ4カ月。関係改善の兆しは見えない。


 解決の糸口を探る韓国の文在寅大統領は、『外交の安倍』の見せ場ともなった10月22日の「即位礼正殿の儀」に政権ナンバー2の李洛淵首相を派遣。安倍首相との会談を実現させたが、わずか20分ほどに過ぎず、正面突破はかなわなかった。

「即位の礼を利用した安倍首相の各国要人との会談は5日間で62人にのぼる『マラソン会談』でした。短ければ10分、長くて30分程度しか時間を避けず、突っ込んだ協議をする雰囲気ではありませんでした。李洛淵首相とは面識があるとはいえ、双方の立場を重ねて主張するのが時間的には精一杯だった。日本政府は韓国最高裁による元徴用工判決への対応を要求。韓国政府は対韓輸出規制とGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の延長の一括解決を求めたのに加え、元徴用工に対する賠償をめぐっても日韓企業が基金を設けて韓国政府が参加する〈1+1+α〉案や韓国政府が設立する基金に日韓企業が参加する〈α+1+1〉案を提案したようですが、日本側の反応は鈍かったようです」(政治部記者)

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文在寅大統領は振り上げた拳を降ろすことができるのか

 安倍首相と文在寅大統領による首脳会談は昨年9月が最後。安倍政権による対韓輸出規制で関係悪化が浮き彫りになった今年7月以降、文在寅政権は重ねてトップ会談を要請してきたが、安倍政権は首をタテに振ろうとしなかった。そこで、白羽の矢が立ったのが、安倍首相と面識がある李洛淵首相だった。

「李洛淵首相は韓国主要紙『東亜日報』の記者時代に東京特派員を経験し、日本語を操る政権きっての知日派です。安倍首相は小泉政権で官房長官に就任する前の2005年ごろにソウルを非公式訪問し、その際に李洛淵首相を含む韓国政治家らと会合を持っています。かつては政治家しか足を踏み入れられなかった大統領府の裏手にある高級料亭で会食し、韓国焼酎を酌み交わしたそうです。そうしたことから、文在寅大統領は李洛淵首相と安倍首相の関係に期待し、親書を託して現状打開を呼び掛けたのですが、大きな進展はみられなかったようです」(韓国メディア関係者)

対日報復措置として文在寅政権が決定したGSOMIAの破棄は11月22日が更新期限。GSOMIAによって最も利益を得ているとされる米国はイラ立ちを強めている。

「対韓輸出規制の報復措置としてGSOMIA破棄を決定した経緯からいって、日韓関係に何ら前向きな動きがない状況では、文在寅政権が翻意し、延長に舵を切ることはできない。手詰まりに陥っています」(韓国メディア関係者=前出)

 文在寅大統領は振り上げた拳を降ろすことができるのか…。

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[文/構成:ココカラネクスト編集部]