ラモス監督(写真中央)と田嶋会長(写真右)に加え、会見途中には北澤委員長(写真左)も登場。ファン・サポーターの応援メッセージが入った日本国旗が贈呈された。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本サッカー協会(JFA)は10月29日、パラグアイで11月21日から開催されるビーチサッカー・ワールドカップに挑む日本代表の会見を都内のJFAハウスで実施。ラモス瑠偉監督と田嶋幸三会長が出席し、それぞれ大会への意気込みと思いを語った。

 昨年、フットサル委員長である北澤豪氏の誘いを受け、自身3度目となるビーチサッカー代表監督に就任したラモス監督は、「1年前くらいに北澤くんから話をいただいて、その時に彼が真剣に私を口説いてくれた。私は本当に(ワールドカップで)良い成績を残したい。決勝でブラジルとあたって、優勝したいという気持ちはいつまでも変わらないです」と強い意志を表明した。

 就任してからこれまでの1年間は、ワールドカップに向けて、とにかく選手たちの意識に“優勝”の二文字を植え付けることに重きを置くという、ラモス流の指導で準備をしてきたという。

「どこのチームでもワールドカップで優勝するのは難しいと思います。ただ不可能でもない。監督をやっていると優勝しかないんですよ、私は考え方が。それを選手たちに伝えていって、道を見せてあげないと。やっと今回1年かかって、みんなに理解してもらえてきた。いまは自分たちの良さをそれぞれ出してくれていると思います」

 田嶋会長もラモス監督に対しては「なんの心配もしていません」と信頼は厚い。
 
「彼のサッカーを見る目、これはサッカーでもフットサルでもなんだっていい、もしくは他のスポーツだっていい、(選手が)本当に本気になってこのワールドカップで勝とうと思っているかどうか、本気になってこの練習をやっているかどうかを見抜ける人だと思います。それは北澤委員長と、一緒に(監督を)選んだ時に、それに対する迷いは全くなかったです。世界大会で彼の力を存分に発揮してほしいし、選手たちはなにも怖れることなくチャレンジしてほしいと思っています」

 また会見の途中には、ファン・サポーターらの応援メッセージが入った日本国旗をサプライズで渡される場面もあり、受け取ったラモス監督は、「本当に嬉しいです。選手たちがこれを見たらもっと燃えるんじゃないかと思います。本当に心から感謝します」と満面の笑みで感謝を述べた。
 
 ワールドカップに先駆けて11月5日からは、インターコンチネンタル・ビーチサッカーカップがドバイで開催される。「インターコンチネンタルにこれから出発して、そこも優勝を狙いにいきます!」と力強く語ったラモス監督。目標は予選突破ではなく、ベスト4でも、準優勝でもない。“優勝”、それだけを狙い、ワールドカップに向けていよいよラモスジャパンの挑戦が始まる。
 
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)