日本に勝利をもたらすゴールを決めた若月(9番)には早速欧州スカウトからの熱い視線が注がれているようだ。 (C) Getty Images

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 ブラジルで開幕したU-17ワールドカップのグループリーグ初戦、日本代表は優勝候補の一角とされるオランダに3-0で完勝。世界に衝撃を与えた。

 ヨーロッパでもその反響は大きく、スペイン紙『AS』のセルヒオ・サントス記者は「新たな“クボ”たちが、ブラジルで世界を魅了した」と報じている。

「彼らはオランダを席捲し、日本に大きな勝利をもたらした。そのうちジュン・ニシカワはバルサのターゲットであり、ワカツキも輝いた。

 彼らが達成した勝利は、決して些細なことではない。オランダは現在ヨーロッパの大会で2度優勝を果たしている。事実、多くのオランダの若き選手たちを目当てに多くのスカウトが集まっていた。だが、彼らの目に飛び込んできたのは日本のチームだった」

 そして、注目を集めたのは西川潤と、若月大和、ふたりのスコアラーだと称えた。

「ニシカワ、ワカツキ、ふたりの名前が目立った。西川は日本のJリーグチーム、セレッソ大阪の加入が内定しているレフティーのMF。すでにバルセロナのレーダーに引っかかっており、クラブは来年2月に彼との契約に臨むとされている。日本チームのフィールド内外での素晴らしいリーダーだ。

 そしてワカツキは、オランダの堅い守備を溶かすような動きと決定力で一躍世界にアピールする存在となった。彼らはこのチームの目に見える顔であり、今後は才能あるプレーヤーとしてマークされることは間違いないだろう」

 そのほか、MFの成岡輝瑠、三戸舜介の動きも目立ったと名前を挙げた。

 さらに同記者は、「ヨーロッパにおける久保建英の出現は、始まりに過ぎない」と綴り、若き日本代表の選手たちがやがて久保のように、活躍の舞台を欧州に移すと確信を持っているようだ。

「オランダと対峙したブラジルの地で証明されたのは、彼らの母国の長年の仕事の成果だ。タケフサ・クボが発掘されたことに続き、今後は日本の名前が、アルゼンチン、ブラジル、フランスなどと肩を並べる、優秀な若手が集う“才能のるつぼ”として、スカウトの間で評価されることになるだろう」

 日本は10月30日に行なわれる第2戦で、初戦でセネガルに敗れたアメリカと対戦する。初戦の勝利により、欧州スカウトの視線も熱を帯びそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部