筋肉に刺激を入れるチューブトレーニングを行うU-17日本代表

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 欧州王者オランダに対する快勝劇から一夜明けた28日(日本時間29日)、U-17日本代表はブラジル・ヴィトーリア郊外の練習場でトレーニングを実施した。

 練習に参加したのはプール等での調整メニューとなった先発メンバー11名を除いた10名。森山佳郎監督から熱い発破をかけられた選手たちは精力的にコンディショニングと実戦の感覚を失わず、少しでも技術的な精度を上げるためのメニューへ取り組んだ。

 またGK含めた全員が参加する形でのゲームを実施。廣山望コーチがボールを保持する側に加勢するフリーマンとなる「5+1対5」で、スコアも付ける実戦形式。第2戦に向けて数人の入れ替えを指揮官が明言していることもあり、「何とかアピールしたいと思って」(MF田村蒼生=柏U-18)と選手たちも真剣にチャレンジ。MF山内翔(神戸U-18)の見事なシュートが決まったかと思えば、GK野澤大志ブランドン(FC東京U-18)が好セーブを連発するなど白熱のゲームとなった。

 最後は個々人が自分の課題、あるいは調整に取り組む時間も確保。たとえば、山内は小粥智浩コンディニングコーチとマンツーマンで守備のアプローチを想定した走りのメニューを消化。

「自分は攻撃が特長の選手だと思われているけれど、こういった(走りや守りの)部分でも負けたくない。走れるところをスタッフにも見せたかった。次は絶対に試合へ出たい」とメラメラと燃える気持ちの一端をのぞかせた。

 一方、DF村上陽介(大宮U18)は、チームでもこだわって続けているというヘディングの個人練習で「絶対に誰にも負けたくない」と語る空中戦の感覚に磨きをかけていた。

 またMF光田脩人(名古屋U-18)は「グランパスを代表してここに来ているので、試合に出て結果を出したい」と意気込む。スピードを武器とする「自分と同じようなタイプだと思う」という若月のプレーにも大いに刺激を受けたようで、「自分の武器であるスピードやドリブルの部分を試合で出したい」とイメージを膨らませながら、シュート練習に取り組んでいた。

 オランダ戦から中2日で迎える30日(日本時間31日)のアメリカ戦。「『俺を使え』というギラギラメラメラしたモノを見せてほしい」というのは指揮官の口癖だが、ここまで来たら選手たちも言われずとも分かっているだろう。モチベーション高く取り組むサブ組の存在が、チーム力をまた一段押し上げてくれるはずだ。

(取材・文 川端暁彦)