日本相撲協会は25日、都内で臨時理事会を開き、暴力問題を起こした呼び出し最高位のたて呼び出し「拓郎」(63)(本名・花里拓郎)を2場所出場停止の懲戒処分とした上で、既に提出されていた退職願を受理した。

 発表によると、拓郎は8日に新潟県内で行われた秋巡業会場で、客席で食事をしていた序二段呼び出しを注意した際、頭を拳で1度殴った。さらに、指導を怠ったとして近くにいた幕下呼び出しの背中を1度たたいた。調査した協会のコンプライアンス委員会は、指導の一環だったとしても、呼び出し最高位の責任は重いとして、懲戒が相当と答申した。退職により、立呼び出しは不在となった。

 相撲協会では、元十両貴ノ富士関(22)が暴力問題で引退したことも受け、年内にも再発防止の強化策を取りまとめる。