チュートリアル・徳井義実

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 「だらしなさ」で済ませられる問題なのだろうか。チュートリアル徳井義実が所得隠し問題について23日夜会見を開き、「想像を絶するだらしなさ、ルーズさで、納税が延び延びになり、3年になった」と釈明。昨年12月に税務調査を受け、同月中に納税を完了したと説明した。

 報道によれば、個人事務所『チューリップ』で、約1億2000万円の申告漏れが発覚。これは2018年までの7年間の総額だという。さらに、特に2016〜18年は全く納税していなかったという驚くべき事態が明るみになった。一方で、自分の洋服代や旅行代金といった私的な出費を「経費」として落としていたという。

 そんな最中、ひときわ関心が集まったのが、23日に放送された『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)だ。同じく2012年に約7500万円の申告漏れが発覚した板東英二が、当時レギュラー出演していた全番組が降板・打ち切りとなっただけに、テレビ局の反応が注目されたが、何事もなかったかのようにオンエア。よくありがちな「@月@日に収録されたものです」といったようなテロップも打たれなかった。

 「この日のテーマは、『猫なしでは生きられない女たち』でした。自身も猫を飼っている徳井は『(猫を)可愛がることができないのであれば、生き物を飼う資格がない』と主張していましたが、SNS上では『なーにが生き物を飼う資格がないだよ 脱税してんだから生きてる資格ねえぞ 徳井義実』と、国民の三大義務の1つである納税をしなかった徳井への批判コメントが。さらには、『ネコのエサも経費に計上してたんだろう』といった辛辣な意見も。

 それから、『猫に好かれたければ見守れ』などと熱く語る彼にも、『猫の事はよく分かるのに、世の中の仕組みはよく分からなかったんですね』『脱税した金でネコを飼うのか徳井義実。ヘドがでる』など失望の声が寄せられました」(同)

 そもそも彼の最も糾弾すべき“罪”は、7年間にわたる1億円以上に及ぶ申告漏れだ。この7年というのがポイントで、脱税の「時効」期間が7年なのだ。つまり時効を過ぎてしまった税金は追加で徴収されない。ということは裏を返せば、それ以前も彼は脱税している可能性も捨て切れないということである。今後、世論の“審判”はどう下るのか。