試合を終え、ピッチ上で円陣を組むラグビー日本代表選手たち

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「ラグビーW杯2019日本大会」において、日本代表は2019年10月20日、南アフリカ代表に「3-26」で敗北、目標だった「8強」には到達したものの、周囲からは「ラグビーロス」との声が、多数、聞かれる。

しかし、戦いは終わらない。高校ラグビー、全国大学選手権、トップリーグ(TL)、そして女子ラグビー、さらにはパラリンピックのウィルチェアラグビー...。次の「2020東京五輪(7人制)、パラリンピック」や4年後の日本代表(W杯)へ向け、多くの選手が凌ぎを削り合っている。

有働アナ「何かなぁ〜、次のラグビー、見られないのが寂しい...」

記者の周りからは、SNSを通じて、

「負けちゃったね、、、でも、すごくかっこよかった!日本代表、お疲れさま!ありがとう!!!って気持ちで、いっぱい!」
「(ラグビーロスだけど)とりあえず、明日を乗り切ることに、お互い頑張りましょう」

といった投稿が寄せられた。

日本テレビ系のニュース番組「news zero」の10月21日の放送では、プロ野球「阪神ファン」として知られるキャスターの有働由美子氏も、日本代表選手をスタジオに招き、

「何かなぁ〜、週末、ラグビーを見られないのが寂しい...」

同じくキャスターの嵐・櫻井翔さんも、

「今まで見ることができない景色を見られた。ありがとうございました」

と話していた。

「引き続き、2019日本大会を楽しんでください」

確かに記者も、何年も前から準備を続け、本大会への「マインド」を積み重ねて来た。日本代表選手の努力を何度も見て来たし、彼らの行ってきた「世界一ハードなトレーニング」も、嘘偽りはなかった。

その雄姿に、多くのファンがスタジアムへと詰めかけてくれた。

恐らく、ラグビーのルールなど分からない小さな子どもたちも「ニッポン!」と叫びながら、桜の戦士たちを応援してくれた。試合中にビールを飲みすぎた外国人たちは「君は、日本のメディアか? よし、お祝いとしてスクラム、組もうぜ!」と言われ、何故だかスクラムを組むハメになった。

しかし、老若男女、国籍を問わず「1つの楕円球」を追いかけ、一喜一憂できたことは、この上ない喜びだった...と、素直に思える。

日本ラグビーフットボール協会(JRFU)の森重隆会長は10月23日、書面で、

「日本代表は初の決勝トーナメント進出、ベスト8以上という今大会の目標を見事に達成しました。日本中からご声援を送っていただきました沢山のファンの皆さまと一体となったことで、この偉業は達成できたと思っております。応援してくださった皆さまに心より御礼申し上げます。(中略)引き続き、ラグビーワールドカップ2019日本大会を楽しんでください。そして、私たちはこの大会での成果を継続し、ラグビーが国民的なスポーツとして認知されるように、今後も努力して参ります」

と綴っている。

(J-CASTニュース編集部 山田大介)