月曜日に行われた1.FSVマインツ05の総会では、複雑な空気が漂っていた。昨シーズンの決算報告では、マインツは前年度より3000万ユーロ近く上乗せし、1億4540万ユーロの売り上げを記録。1580万ユーロの黒字(前年度330万ユーロ)を計上したことが発表された。

 さらに自己資本は3370万ユーロから、4950万ユーロへ。特にアブドゥ・ディアロやスアト・セルダー、武藤嘉紀らの移籍金の合計5590万ユーロが影響を及ぼしている。

 「これほどの金額は、今後はそうそう簡単に更新されるものではないでしょう」と、財務担当のレーマン氏はコメント。なお今シーズンの予想としては、売り上げとして1億1980万ユーロ、120万ユーロの黒字が見込まれているという。

 だがその一方で今シーズン、ここまでマインツはドイツ杯初戦敗退、リーグ戦では開幕から8試合で僅か勝ち点6と低迷しており、競技部門担当のシュレーダー氏は「信頼と敬意、一致団結」を求めつつ、「週末のような戦いをみせては、昇格12年目を来年に迎えることなどできない」と危機感を示した。


 なおクロップ監督やトゥヘル監督らを輩出するなど、そのマインツをブンデスリーガ1部へと飛躍、定着に導いたハラルド・シュトゥルツ元会長と、元マネージャーのクリスチャン・ハイデル氏が、その功績を讃えられシュトゥルツ氏が名誉会長に、ハイデル氏は名誉会員へと選出されたことも発表されている。

またマインツは今後、クラブ首脳陣へより透明性をもたせるというコンセプトの下、シュテファン・ホフマン会長の月収が「7750万ユーロであり、そして退任となった場合には3000ユーロが保証される。2部降格の時には別の基準が設けられているが、今はこの場では発表は差し控える」ことが、ヘーネ相談役会会長より発表された。さらにマインツでは、3人目の役員設置には見送られる方針であることも明らかとなっている。