カナダ・モントリオールで、下院選での勝利を祝うジャスティン・トルドー首相(2019年10月21日撮影)。(c)Sebastien ST-JEAN / AFP

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【AFP=時事】(更新、写真追加)21日に投開票が行われたカナダ下院選挙(定数338)は、ジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相の与党自由党が第1党を維持したものの、単独過半数は確保できなかった。続投が決まったトルドー首相は今後、小政党と連立政権の樹立に向けた協議に臨む。

 公式集計結果によると、自由党は下院での獲得議席を177から157に落とした。一方、アンドリュー・シーア(Andrew Scheer)党首率いる野党保守党は121議席を獲得。投票前の世論調査では両党が拮抗(きっこう)する結果が出ており、自由党は議席こそ減らしたものの予想を上回る健闘を見せた。

 トルドー首相は勝利宣言の演説で「カナダ国民はきょう、分断と負の感情を拒絶した」と表明。「またカナダ国民は予算削減と緊縮を拒絶し、進歩的政策と気候変動に対する力強い行動に票を投じた」と指摘した。

 一方のシーア氏は、カナダの石油産業が気候活動家から「攻撃を受けている」と警告。自由党の環境政策によって同産業がさらなる打撃を受ける恐れがあると述べた。

 トルドー氏は1期目の4年間でカナダ政界を席巻。しかし、建設大手SNCラバラン(SNC-Lavalin)の贈賄事件に介入しようとしたとの疑惑や、18年前のパーティーで顔を茶色く塗るメークをした自身の写真が明るみに出たことにより、選挙戦では大きな逆風にさらされていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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