<世間の厳しい目やマスコミの詮索にさらされる日々について、メーガン妃が語った。いつもと違う表情にも注目>

タブロイド紙のバッシング報道に苦しみ、母親としての生活に慣れるのにも苦労している――イギリスで10月20日夜に放送されたドキュメンタリー番組の中でメーガン妃が率直に語った言葉が、大きな反響を呼んでいる。

ITVが放送した「ハリーとメーガン:アフリカの旅」は、9月23日から10日間にわたったヘンリー王子とメーガン妃のアフリカ公式訪問を追ったドキュメンタリー番組。イギリスでは20日の午後9時から放送され、アメリカではABCが23日に放送する予定だ。

番組の中でメーガン妃はITVのトム・ブラッドビー記者のインタビューに答え、イギリスのマスコミのネガティブ報道で傷ついたなどと、率直に胸の内を語った。「女性は誰でも、特に妊娠中はとても傷つきやすいものです」とメーガン妃は語った。「だから本当につらかったです。特に赤ちゃんが生まれてからは。新米ママとして過ごしながら、そして夫との新婚生活も大切にしようとする中で、そうした問題にも直面したのですから」

解放されたアフリカの旅


そしてメーガン妃は「大丈夫ですか」と尋ねたブラッドビー記者に感謝の言葉を述べると、こう続けた。「私に大丈夫かと尋ねてくれる人は、あまりいませんでした」

王子との結婚「反対された」

番組の中ではメーガン妃が世間の、特にタブロイド紙の容赦ない監視の目にさらされて生活することの重圧について語る場面もあった。「ものごとをなんとかやり過ごすだけでは、十分ではありません」とメーガン妃は語った。「人生の意味はもっと違うところにあるのです。私たちは繁栄して、幸せにならなければならないのです(でも、それができません)」

「何があっても毅然としている、というイギリス流のやり方を実践しようと努力しました。懸命に努力したのです。でもそれをすると、内面に大きなダメージを受けてしまいます」

告白


またメーガン妃は、イギリス人の複数の友人にヘンリー王子との交際を反対されたことも明かした。「イギリスのタブロイド紙に人生を滅茶苦茶にされるから」と言われたという。「私の出身地であるアメリカにはそうした問題はないから、『そんなことになる訳がない』と言いました。でも考えが甘かった。分かっていなかったのです」と彼女は振り返った。

このメーガン妃の正直な言葉は、多くの共感を呼んだ。ヘンリー王子とメーガン妃は10月1日に、父親への私的な書簡の内容を報じたとして大手タブロイド紙を提訴すると発表し、戦う姿勢も示していた。

<参考記事>メーガン妃へのマタハラツイート、7割がわずか20のアカウントから
<参考記事>「英王室はそれでも黒人プリンセスを認めない」

トゥファエル・アフメド