喜美子(戸田恵梨香)は荒木荘の住人である、女性記者の庵堂ちや子(水野美紀)や、俳優になる夢を追う田中雄太郎(木本武宏)の生き方を通じて、自分の将来を見つめ直した。そして、ちや子の職場からの給料5倍という引き抜きの話に答えを出す。

喜美子「女中の仕事を途中で投げ出して転職はできない。うちはまだ大久保さんに認めてもろてません。今辞めたら、途中で放り出したことになる」

ちや子「ほな。荒木荘は辞めんのやね」

喜美子「大久保さんに認めてもらうまでは」

ちや子「ようわかった。キミちゃんが決めたことや」

ちや子は、20歳にもならない喜美子の言葉に心打たれるのだった。喜美子は、ちや子に勇気づけられて、女中として一人前になった後、「自分が本当にやりたい道に進む」と決意する。その視線の先には小さな頃から好きで描いている絵があった。

喜美子「大久保さんに認めてもらうまでは頑張る」

その頃、信楽では川原家に異変があった。家じゅうが荒らされてしまったのである。父親である川原常治(北村一輝)と母の川原マツ(富田靖子)が大慌て。

常治「なんじゃこりゃ!」

マツ「おまわりさん呼びに!」

常治「その前に、のうなったもんないか見んと!」

マツは、しまってあったお金を確認しにすっ飛んでいった。

マツ「あった!よかった。まだ使わんと置いてあったんよ」と喜ぶ。

常治は、マツの手から封筒を奪いとって中身を確認する。

常治「あほ!空っぽや。すっからかんや」

家族が大切に取っておいた喜美子からの仕送りが全て盗まれてしまった。そし卓袱台にあったラジオもなくなっていた。(NHK総合あさ8時)