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東京メトロは多言語翻訳アプリをインストールしたiPhone約1,500台を導入し、管理委託駅を除くすべての駅に勤務する全社員に携帯させると発表した。

iPhoneに搭載する多言語翻訳アプリは、NTTドコモが提供している翻訳アプリをベースに東京メトロと共同開発した。

英語・中国語など12カ国語に対応し、スマートフォンに向かって外国語で話してもらうことで、外国語から日本語へ音声翻訳ができる。駅周辺のランドマークへの行き方や乗換案内など、よく使うフレーズを定型文として登録しておくことも可能。自然災害などで列車に遅れや運休が発生した際には、駅の放送設備とiPhoneを接続することで、状況に応じた放送を多言語で駅構内に一斉に実施できるという。

東京メトロアプリのほか、JR東日本・小田急電鉄など関係鉄道各社のアプリも搭載。列車の在線情報やリアルタイムな運行情報をいち早く把握するとともに、インターネットブラウザや乗換アプリ、地図アプリなどを活用し、利用者からの問い合わせに対応する。異常時や混雑時にその様子を写真や動画で共有するなど、社員間や本社・指令所などとの情報共有にも役立てる。10月15日から使用開始する予定とのこと。