『最後の瞬間まで歌いたい』絶望系アニソンシンガーReoNaに欠かせないことは共感。

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陰のある少女らしいルックスで、繊細かつ深い少年のような歌を歌うReoNaさん。絶望系アニソンシンガーと掲げてデビューしてから1年足らずにも関わらず、快進撃を続ける彼女の今を語ってもらいました。

ReoNaさんの自分的ニュースって?

--デビューから約1年ですが、この1年間で自分的ニュースのベスト3を教えて!

「今年の自分の目標のひとつに、“自分の足で歩いて、自分の足で歌を届けに行きたい”というのがあったんです。その中で、今年のあたまに初めてのツアーをして、ありがたいことに全会場ソールドアウトだったんです。さらに今、今年2回目のツアーの真っ最中で、そういう機会を得られたことが1つめのニュースです」

--2つめは?

「YouTubeにダニエル・パウターさんの“Bad Day”のカバーを投稿したら、ご本人の目に留まって、来日公演に招待してもらったうえに、さらにステージ上でコラボまでさせていただいたことです。まさかそんなことが起きると思っていなかったので、本当にびっくりしました」

--では3つめのニュースは?

「デビューからいろんなイベントにも出演させてもらう中で、初めて武道館のステージに立ったことです。すごくすごく大きな舞台でしたね」

絶望系アニソンシンガーに欠かせない要素

--“絶望系アニソンシンガー”と謳って活動しているけど、欠かせないと思う要素は?

「共感…ですかね」

--“共感する”のと“共感してもらう”のと、どっちが強い?

「どっちもだと思ってます。お歌は歌詞があって、その言葉の中に自分が今までの人生で共感してもらえなかったものとか、自分の中に溜まっていたものをさらけ出したりすると、『それにすごく共感しました』って声をもらったりするんです。だから私から誰かにその共感を届けられたと同時に、私も誰かから共感を返してもらっているんだなって思います」

--その共感を届ける手段が歌ってこと?

「そうですね。私が最初に音楽やアニメを好きになった原点が、自分の苦しさや悲しさを代わりに発信してくれるものを探してたっていうのがあって。歌う機会をもらえた私だからこそ、今度は私があの時ほしかったものを誰かに届けられたらいいなって思います」

--ファンのみなさんに寄り添っているんですね。

ReoNa的、ライブの楽しみは?

--全国ツアー真っ最中ですが、ライブで楽しみにしていることはある?

「ライブの空間自体が楽しみなんです。本当に同じ空間って二度とないんです。拳を上げて盛り上がるタイミングもありますけど、私の息が聞こえるんじゃないかってくらいみなさんが耳を澄ましてお歌を聴いてくれるときなんかは、会話をしているような感覚になります」

--では逆に、ファンの方にこんな風にライブを楽しんでほしいっていうことはある?

「ライブって、盛り上がったり、ペンライトを振ったりっていうイメージもあると思うんですけど、ただ言葉やお歌の世界に浸って、自分の世界に入ってほしいです」

--無理して回りに合わせる必要はないってことですね。

「自分の思うまま、いちばんラクな状態でいてほしいですね」

デビューを叶えた背景って?

--ニューシングル「Null」は自身の原点を記したシングルだとか。アーティストReoNaを志した最初のきっかけを教えて。

「私、これまで生きてきた中で、普通の人ができることができなかったりすることも多かったんです。そんなときに、私が培ってきたことって?自分にできることってなんだろう?って考えたら、オタクでいることは長く続けられたなって。自分の足跡を振り返ったときに、そこにあったのがアニメだったので、それが志したきっかけです」

--志したところから、実際にデビューして、夢を叶えていると思うけど、そのために必要な要素ってなにかある?

「私はまだ夢を叶えるまでの、途中っていう感覚なんです。ゴールには達していないから、まだそれを探している段階かな」

--目指すゴールはどこ?

「命が切れる、最後の最後の瞬間までお歌を歌っていきたいです」

--歌うことは、人生をかけた挑戦なんですね。

ひとつひとつ丁寧に、言葉を選びながら想いを語ってくれたReoNaさん。デビューから1年に満たない活動歴にも関わらず、大注目を浴びる彼女の活躍から今後も目がはなせません。

<Photo:Toru Hasumi>