台湾小説家・陳耀昌、東京で新刊発表会 著書が売り切れるほどの盛況
(東京中央社)台湾の小説家、陳耀昌さんが19日、東京・日本橋の誠品生活で、今年9月に日本語版が刊行された小説「フォルモサに咲く花」(傀儡花)の発表会に出席した。会場は立ち見が出るほどの盛況ぶりで、用意された分の書籍は発表会が終わってからまもなく売り切れた。
同書は1867年に台湾最南端・恒春半島で先住民が米国船の船員を襲撃した「ローバー号事件」を題材にした作品。19世紀の恆春半島における様々なエスニシティーの接触やエスニシティー間で新たな関係が進展していく過程を描いた。陳さんによると、小説はヒロインを除いて全て真実の物語だという。同書は公共テレビ(公視)によってドラマ化が進められている。
陳さんは18日には東京・虎ノ門の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで、台湾の歴史事件、牡丹社事件を題材にした「牡丹社事件 マブイの行方 日本と台湾、それぞれの和解」を出版したノンフィクション作家、平野久美子さんと対談を行った。
(楊明珠/編集:名切千絵)
同書は1867年に台湾最南端・恒春半島で先住民が米国船の船員を襲撃した「ローバー号事件」を題材にした作品。19世紀の恆春半島における様々なエスニシティーの接触やエスニシティー間で新たな関係が進展していく過程を描いた。陳さんによると、小説はヒロインを除いて全て真実の物語だという。同書は公共テレビ(公視)によってドラマ化が進められている。
陳さんは18日には東京・虎ノ門の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで、台湾の歴史事件、牡丹社事件を題材にした「牡丹社事件 マブイの行方 日本と台湾、それぞれの和解」を出版したノンフィクション作家、平野久美子さんと対談を行った。
(楊明珠/編集:名切千絵)