スイス金融大手のクレディ・スイスによる最新の調査で、中国の富裕層の数が米国の富裕層の数を初めて上回ったことが明らかになった。

クレディ・スイスは、毎年実施しているミリオネア(100万米ドル以上の資産を有する成人)に関する今年の調査の結果を21日に公表した。それによると、今年半ばの時点で、世界のトップ10%にランクインした中国人は1億人で、米国の9900万人を上回った。

クレディ・スイスの経済・調査部門のグローバル責任者、ナネット・ヘシュラー・フェデルブ氏は「米国と中国は貿易摩擦が続いているにもかかわらず、それぞれ3兆8000億ドルと1兆9000億ドルの富を創出した」と指摘した。

ミリオネアの数は推計4680万人で、前年から110万人増加した。純資産額は合わせて158兆300億ドルと、世界全体の44%を占めた。

世界の富は過去1年で2.6%増加した。クレディ・スイスは、世界の富は今後5年間で27%増加する見通しで、2024年までに459兆ドルに達すると予想。また、ミリオネアの数は今後5年間で6300万人近くに増える見込みだとした。

[チューリヒ 21日 ロイター]




Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます




※10月23日発売号は「躍進のラグビー」特集。世界が称賛した日本の大躍進が証明する、遅れてきた人気スポーツの歴史的転換点。グローバル化を迎えたラグビーの未来と課題、そして日本の快進撃の陰の立役者は――。



 ロイター