後半、デクラーク(9)にトライを決められ、肩を落とすリーチ(左から2人目)ら日本代表フィフティーン

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 「ラグビーW杯・準々決勝、日本3−26南アフリカ」(20日、味の素スタジアム)

 初の準々決勝進出を果たした日本は、優勝候補の南アフリカに3−26で敗れた。主将でフランカーのリーチ・マイケル(31)=東芝=を中心に奮闘し前半は3−5。後半は相手の堅い防御を崩せず、逆に失点を重ねた。それでも最後まで闘志あふれるプレーに、日本中から熱い声援が送られた。W杯4強の夢は4年後のフランス大会でかなえる。

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 前半終了時点ではひょっとしたら…と思いました。フィジカルを前面に押し出してきた南アフリカに対して、3−5で折り返したのですから。

 痛かったのは後半の最初の20分で、スクラムでのペナルティーを3回犯したことです。PGを3本中2本決められ、フィジカルを前面に押し出してこられ、着実に3点を重ねられました。ラインアウトでも高さに苦しみました。大きな相手に対しては、ひと工夫が必要です。

 後半失速しなかった南アフリカに対して、上がってきませんでした。これは蓄積疲労です。1次リーグを全力で戦ってきましたから。リーチもベストの動きではなかったし、チームとしてハイテンポのアタックが見られませんでした。

 4年後は決勝トーナメントで勝つことが求められます。ハードルは上がりますが、高みを目指していくのですから。決勝トーナメントに進出したティア1の常連を見ていると、メンバーをうまく回したり、主力をあえて使わなかったり、強豪国は1次リーグの捉え方が違うと感じます。

 とはいえ日本は目標を達成したのです。特にアイルランド戦とスコットランド戦は、こうやってティア1に勝っていくんだ、というものが見えました。楽しませてくれてありがとう、ジャパンありがとう、という思いで今はいっぱいです。(2015年W杯日本代表ロック。現京産大コーチ)