【警告】G大阪=福田(90+3分) 川崎=家長(41分)、車屋(90+6分)
【退場】G大阪=なし 川崎=なし
【MAN OF THE MATCH】倉田 秋(G大阪)

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[J1リーグ29節]G大阪2−2川崎/10月19日/パナソニックスタジアム吹田
 
【チーム採点・寸評】
G大阪 5.5
連覇中の王者に対して先手を取りながらも、その後は防戦一方の苦しい展開が続いたが、倉田の執念の一撃で貴重な勝点1を積み上げた。攻撃に入った時の精度の低さは今後の課題になりそうだ。
 
【G大阪|採点・寸評】 
GK
1 東口順昭 5.5
バックパスを受けても丁寧に繋いで起点となり、キックミスも少なかった。川崎戦ではビッグセーブが多いがこの日に限っては相手に上回られ、2失点の場面はほぼノーチャンスだった。

DF
27 郄尾 瑠 5.5
前半はビルドアップに絡み、長谷川に対して粘り強い守備を見せて破綻を許さなかった。川崎が攻勢に出た後半は苦しい対応が続くも、小野瀬がウイングバックに移行してからはいい連携も。

5 三浦弦太 5
相手の1トップに対して厳しく対応。出足の良い守備も見せていたが、1失点目はキム・ヨングォンとの連携が不十分だった上に、2失点目は完全にL・ダミアンに上回られてしまった。

19 キム・ヨングォン 5
韓国代表のワールドカップ予選から合流したばかりで、いつものキレを欠いた。L・ダミアンに空中戦で競り負けたことが最初の失点に繋がり、後半は右サイドで崩される場面も散見。
 
MF
4 藤春廣輝 5.5(62分OUT)
立ち上がりに、持ち前の走力を活かして登里に突っかけたことがミスを誘発し、失点に繋がった。守備では大崩れすることがなかったが、コンディションの問題で無念の途中交代。
 
MAN OF THE MATCH 
10 倉田 秋 6.5(68分OUT)
一見、いつものような積極的な仕掛けが少ないように見えたが、アンカーの脇のスペースなどをしっかりとケアするなど、守備意識が非常に高かった。チームを救う貴重な同点ゴールを決めるも無念の負傷交代。

21 矢島慎也 6
守備で苦しむ場面が多かったが、倉田や井手口らとの好連係で中央からは崩されなかった。カウンター時にも長いボールで前線を走らせ、攻守両面でアンカーとして奮闘していた。

15 井手口陽介 5.5
アカデミーの先輩である家長を潰すなど、運動量を活かして危険地帯をケア。しかし1失点目は、サイドで車屋につきながらもクロスを上げさせてしまった。攻撃に入った時の細かいミスは減点材料。

34 福田湧矢 5.5
守備では奮闘し、戦う姿勢でチームに活力をもたらした。ただ、仕掛ける意識がやや強すぎて、周囲と噛み合わず、逆に攻撃のリズムを崩す場面も。左サイドに移ってからも守備に追われた。
 
FW
8 小野瀬康介 6.5
先制点に繋がる強烈なシュートを放ち、監督から求められた相手のボランチのケアなども献身的にこなす。右のウイングバックにポジションを変えてからは、倉田の同点ゴールをお膳立て。攻守で質が高かった。

39 渡邉千真 6(87分OUT)
小野瀬との役割分担がはっきりしており、相性のいい川崎から貴重な先制点をゲットする。懸命に前線で体を張っていたが、サポートがなく孤立する場面も。渡邉を責めるのは酷というものだ。
 
交代出場
MF
14 マルケル・スサエタ 5.5(62分IN)
藤春のコンディションの問題で急遽ピッチに送り出された。劣勢の展開で懸命にボールに触ろうという努力を見せるも、連係不足のチームの中で持ち味を発揮するには至らず。

MF
29 郄江麗央 5(68分IN)
ルヴァンカップの準決勝では試合に絡めず、やや試合勘を欠いていた状況だったが、倉田の負傷交代でスクランブル起用。攻守両面で試合に入りきれていなかった印象で、運動量も活かせず。

FW
18 パトリック ―(87分IN)
残り時間わずかという状況で起用され、ほとんど良いボールが来なかった。アディショナルタイムには持ち味の推進力で敵陣にボールを運び、相手の反則を誘発するも点を取る気配はなかった。