香港で18日にあった覆面禁止法に抗議するデモで、中国の習近平国家主席のお面を着用した参加者=AP

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 香港でデモの際にマスクなどで顔を隠す行為を禁じる覆面禁止法について、香港市民の6割超が「逆効果」と考えていることが、香港中文大の世論調査で明らかになった。

 同法が5日に施行された後も、参加者が顔を隠したデモは繰り返されており、同法への反発は強まっている。

 調査の「同法には過激な抗議活動を抑える効果があるか」との質問に対し、62・3%が「逆効果」、21・2%が「効果なし」と回答し、役に立っていないとする意見が合計で83・5%に達した。「効果がある」は15・1%だった。

 同大に調査を委託した地元紙・明報によると、調査担当者は「政府は強引に法律を制定したが、実際には問題を解決できていない」と語った。世論調査は8〜14日にかけて行われ、15歳以上の市民751人から回答を得た。

 18日夜に香港各地で開かれた抗議デモには、中国の習近平(シーチンピン)国家主席のお面をかぶるなどした多数の市民が参加し、香港・中国の両政府に抗議した。だが、警察が参加者を拘束したとの情報は流れていない。(深圳=益満雄一郎)