© 岩澤高雄(The VOICE)

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 毎日、なんとなく同じメイクをしていませんか? そのやり方、本当にあなたの顔を美しく見せてくれていますか? もし、ちょっとよくわからない……と思ったら、ぜひこの方法を試してみてください。人の顔には、顔立ちや年齢にかかわらず、「ここをこうすると誰でも美しく見える」という、共通したポイントがあります。そのポイントを踏まえてメイクすることで、どんな人もまるで「すっぴんが美人」であったかのように美しく見せることができます。モデル・女優が「ここぞ!」という仕事で頼りにするメイクアップアーティスト・佐伯裕介が、どんなナチュラルメイクの日でも必ず美人に見せられる、メイクのコツを分かりやすく紹介します。

正統派美人に見える色は、「ローズベージュ」

 唇は、主役級の存在感を持っていて、かつアイブロウ、アイメイクを引き立たせる役割を果たす、重要なパーツ。ですから僕は、リップメイクにとてもこだわっています。

 リップメイクというと、「私に似合う色は何色?」「何色を買えばいい?」という質問をとてもよく受けます。

 どんな色のルージュでも、塗る量や塗り方しだいで似合わせることはできるので、基本的には好きな色を塗っても構わないと僕は思っていますが、「誰にでも似合って幅広く使える、基本のリップカラー」といえる色がひとつあります。

 それが、ローズベージュ。これが、誰に塗っても「正統派の美人に見える」と大絶賛される色なのです。

 肌なじみのいいベージュでありながら、ほんの少しだけ青みピンクが入っているような微妙なローズの色味が、いい意味で肌のトーンに逆らい、唇にほどよい存在感を生み出します。

 それが、アジア人のイエロートーンの肌には特によく映え、誰に塗っても美人に見えるのだと思います。見た目にはくすんだ感じなので、知らないと敬遠してしまうかもしれませんが、モデルや女優に塗ると、必ず「このルージュ、どこの?」と聞かれるのがこの色なのです。

『自分のままで圧倒的に美しい』では、具体的なブランドや色名なども紹介していますが、自分で選ぶときの目安は、ベージュと青みのバランス。肌になじみすぎて唇の存在感が消えてしまったり、顔色が悪く見えたりしないように、ちょうどいい色味を探していきましょう。

 また、リップメイクにおいて、色選びの前に大切なことは、きれいに塗れているかどうかです。

 どんな色、どんな種類のプロダクトであっても、大切なのは仕上がりの質感。カサカサだと唇がしぼんで見えてしまうし、テカテカすぎるのもアンナチュラル。唇が美しく見えて、かつ日常のシーンにもしっくり溶け込むのは、ほどよいツヤと透け感のある仕上がりです。

『自分のままで圧倒的に美しい』では、リップライナー、リキッドルージュ、リップスティックというプロダクト別に、それぞれを自分の唇に似合わせる塗り方をご紹介しています。きれいに見えるポイントを押さえて塗る。たったそれだけのことで、顔を格段に美しく見せてくれるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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