土曜日の夕方より行われる、ブンデスリーガ第8節注目の一戦、昨季2位のボルシア・ドルトムントが、現在首位を走るボルシア・メンヒェングラードバッハをホームで迎え撃つ『ボルシア対決』では、しかしながらアキレス腱に痛みを抱えるパコ・アルカセルが欠場を余儀なくされることが明らかとなった。

 ここのところドルトムントは3試合連続で未勝利となり、現在のリーグ戦での順位は8位、終盤に失点を許しリードを守れない展開が続いており、指揮官に対しても風当たりが厳しさを増しているところだ。しかしそれでも「それは問題ではない」と冷静なファヴレ監督。「この世界には長いこといるんだ。私はこれからも取り組み続けていくよ」とコメントしており、それを払拭する唯一の方法は良い結果を得ること。それしかないことは承知済みだ。

 今回対戦する、古巣グラードバッハについては「とても危険なチームだ」と評価、「ゲーゲンプレスにおいて非常に良いものをみせている。それに前線では非常にパワーをもっている」と述べ、ツォルクSDは「我々としてはうまく、良いサッカーをみせていきたいところだ」と期待感を示した。「グラードバッハ戦では、是が非でも勝利をおさめたい」

 そこで期待のかかる選手の一人が、「徐々にまた上がってきた」主将マルコ・ロイスである。これまで同選手は古巣グラードバッハ戦にて8度得点を決めており、おそらくはそれが今季5得点のアルカセル離脱の衝撃を緩和となる理由の1つとなることだろう。