台風19号の被災地でもボランティアが大活躍しているが、「グッとラック!」の浦野将ディレクターも秋山川の氾濫で町が濁流にのまれた栃木・佐野市で1日ボランティアを体験した。

1組8人の一人として浦野が訪れたのは住宅兼クリーニング店。泥水を吸い込んだ畳は、4人掛かりで外へ運び出すのがやっとで、強烈な悪臭が漂ってきたという。

1日の作業は、午前10時ごろから床に溜まった泥の掃出しから始まり、被災ごみの搬出、昼に1時間の休憩を取ったあと、午後1時から家具や畳の搬出して午後3時に終了した。

浦野「ボランティアの助けを求めている人は、高齢者が多いです。8人では人手が足りないと感じました。泥がひどくて終わりが見えない。精神的な支えが必要とも感じますね」

イタリアでは平時から募集して研修受け待機

重労働のうえに悪臭が漂う被災現場のボランティアは、かなりきつい。認定特定非営利活動法人「レスキューストックヤード」の浦野愛常務理事は「生活を犠牲にして、自分を捧げる行為ではない」として次の3つを挙げる。「有給休暇を取れる」「現地の人に迷惑をかけない最低限のお金がある」「困っている人を助けたいという純粋な気持ちがある」

俳優でガーデンコウディネータ―の三上真史は、東日本大震災で役者仲間とボランティア活動をした経験から次のような提案をする。「日本では無償というのがボランティアの概念になっていますが、イタリアなど海外では、ボランティアを事前に募って研修を受けさせ、災害が起きた時に常に活動できるようにしています。日当や交通費も支給されます。自治体も頼みやすいし、現地に行って迷惑をかけることもない」

立川志らくキャスター「日本なんか災害大国だから、まねてどんどんやるべきですよね」

たしかに、プロを育てるためには有償化が必要だ。ただ、被災者が日当や交通費を出す余裕はないだろう。国や自治体が支給する仕組みを作ったらいい。