中国メディアは「日本の高齢者介護施設を見学して、亡くなった祖母が晩年日本で生活できたらどんなに良かっただろうか」と題し、見学した施設で感じた入居者に対する「温かさ」を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国メディア・東方網は16日、「日本の高齢者介護施設を見学して、亡くなった祖母が晩年日本で生活できたらどんなに良かっただろうか」と題し、見学した施設で感じた入居者に対する「温かさ」を紹介する記事を掲載した。

 記事は、脳卒中などで体に麻痺が残り、思うように体を動かせない高齢者のケアをする介護施設で先日行われた縁日イベントの様子を紹介。「施設を利用している高齢者とともに、子どもや孫などその家族も招待され、高齢者たちは家族からの愛を感じていた」とした。

 そして、イベントでは射的や駄菓子など昔の縁日でよく見られた遊びやアイテムが登場し、利用者が孫といっしょに楽しむ姿が見られたと説明。また、現役の力士によるちゃんこ料理が振る舞われたり、マジックや落語の披露もあったと伝えている。

 さらに、施設の居住空間が非常に清潔で静かであるほか、4人部屋でもカーテンなどで個人のプライバシーがしっかり守られること、各部屋には空気清浄機が配され、トイレには各種の手すりが完備していて、非常に利用者に優しい造りになっていると紹介した。
 
 そのうえで記事は「ここでは、決して長くはない余生を過ごす人たちが、リラックスした環境の中で、心温まるケアをうけるというのは、とても幸運であり、幸福なことだと感じた」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)