インド・ウッタルプラデシュ州で、墓の中に生き埋めにされていたところを発見され、病院で治療を受ける女児(2019年10月16日撮影)。(c)Rohit UMRAO / AFP

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【AFP=時事】(更新)インドで今月、墓の中に生き埋めにされていたところを発見され、救出された生後間もない女児が、病院で治療を受け回復しつつある。この女児については、地元の政治家が養育する意向を示している。

 生後8日ほどとみられるこの女児は体重1.1キロの低体重児で、医師らは16日、回復について「奇跡」だと述べた。

 ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州警察の発表によると、この女児は今月9日に発見された。ある男性が、誕生後すぐに亡くなった自分の子どもを埋葬しようと墓穴を掘っていたところ、農具が陶製のつぼに当たり、中にこの女児がいたという。

 医師や警察によると、女児がつぼに入れられてから2日以上が経過していたとみられている。つぼには数か所の穴があった。

 女児は同州北部バレーリー(Bareilly)の病院で治療を受けており、退院後は政府の養子縁組機関へ送られると捜査主任は説明している。しかし、政府与党に所属する地元政治家のラジェシュ・クマール・ミシュラ(Rajesh Kumar Mishra)氏が16日に同院を訪れ、女児の治療費を支払うとともに養育を名乗り出た。

 ミシュラ氏は今年7月、娘(23)の結婚をめぐってインド国内のメディアで取り沙汰された。ミシュラ氏の娘は、カースト(身分制度)を超えて結婚したために、父親であるミシュラ氏が側近らに自分と夫を殺させようとしたと非難している。娘夫婦はミシュラ氏との親子断絶を公言し、今も身を潜めている。

 インドでは、息子は投資する価値があり跡取りとみなされる一方、娘は重荷になるという認識がある。そのため昔から女児を殺害する事例が見られる。

【翻訳編集】AFPBB News