タジキスタン戦でチームを勝利に導く2ゴールを挙げた南野。韓国でも注目される存在だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 タジキスタンを3-0で下し、アウェーでも安定した強さを見せた日本代表の試合結果は、韓国でも報じられている。

「“南野マルチゴール”日本、タジキスタン遠征3-0の完勝…3連勝で首位」(『スポータルコリア』)
「“南野2ゴール”日本、タジキスタンを3-0で下し3連勝、首位を疾走」(『OSEN』)
「3連勝を決めた日本の自画自賛“成熟期に入った”」(『スポーツ朝鮮』)
といった具合だ。やはり2ゴールで日本を勝利に導いた南野拓実の活躍を強調する韓国メディアが多い。

「“南野マルチゴール”日本、タジキスタンを3-0で撃破、4連勝の疾走」(『インターフットボール』)と題した記事では、「日本はタジキスタン遠征で容易い勝利を手にした」と表現した。そしてタジキスタン戦の勝利によって、「日本はミャンマー戦(2-0)、モンゴル戦(6-0)に続いて無失点の3連勝でグループ1位を守った。また去る9月のパラグアイとの親善試合(2-0)を含めると、現在4連勝を記録中」と伝えた。

 また「“ファン・ヒチャンの同僚”南野2ゴール…日本、タジキスタンに3-0で完勝」(『マイデイリー』)という記事では、「日本は試合の終盤、久保建英を投入する余裕まで見せ、勝利を飾った」と報じた。
 日本対タジキスタンについて報じる韓国メディアは少なくないものの、いずれも試合結果だけを短く伝えるものばかりだったのは、同日に行われた韓国対北朝鮮の試合(0-0)があまりにも大きなイシューだったからだろう。韓国代表にとって29年ぶりとなる平壌(ピョンヤン)での試合というだけでも注目に値するが、その試合が観客なし、TV中継なしという異例のものとなった。まさに「“暗闇”の南北対決」(『中央日報』)で、試合後も北朝鮮の対応について波紋が広がっている。

 そんな大きな話題に埋もれながらも、『ベストイレブン』は「“ファン・ヒチャンの同僚”南野、“日本の伝説”三浦と肩を並べた」という興味深い見出しを打った。
 
 同記事では「試合後、最も視線を集めた選手は、やはり南野だった。タジキスタン戦だけでなく、現在の日本代表で最もホットな攻撃の選手といってもいいだろう」とし、「南野は日本代表のユニホームを着て現在まで4試合連続ゴールを記録しており、その4試合で5ゴールをあげた。親善試合のパラグアイを除く相手がミャンマー、モンゴル、タジキスタンとアジアでも劣る国に分類されるチームだが、これほど毎試合、きっちりとAマッチで得点する日本の選手はいなかった」と紹介した。

 また日本メディアのデータを引用しながら、「1993年に三浦知良がAマッチで記録した4試合連続ゴール以来、26年ぶりの出来事」と説得力を加えた。そして「一時、韓国でも“宿敵”日本サッカーの看板スターといえば最初に名前が挙がったのが三浦」としながら、「記録上、彼と肩を並べた南野に対する注目が上がるのも当然かもしれない」と報じた。

 いずれにしても危なげない3連勝でグループ首位をキープしている日本代表。連勝を重ねるほどに、韓国メディアの注目も集まっていきそうだ。

構成●ピッチコミュニケーションズ