2017年8月のアジア最終予選・オーストラリア代表戦以来となる2年2か月ぶりのゴールを記録した浅野拓磨。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[カタール・ワールドカップ・アジア2次予選]日本 3-0 タジキスタン/10月15日/リパブリカン・セントラル・スタジアム

 ともにアジア2次予選を2連勝で迎えた日本代表とタジキスタン代表の一戦は、3−0で日本が勝利を収めた。

 アウェーでの難しい試合にとどめを刺したのは浅野拓磨の2年2か月ぶりとなる代表戦でのゴールだった。

「代表の試合は久しぶりですし、そんな中ゴールをとれて嬉しさもありますけど、この試合を終えて個人的には悔しさもありますね。チャンスはあと2本はあったと思うんですけど、その2本とも絶対に決めておかないといけないシーンだった。そこで決められるかどうかが今後は響いてくると思います。僕はその2本の印象の方が強く、悔しさが残りました」

 南野の2ゴールでリードした後の、64分に中島翔哉と交代でピッチに入った浅野は、82分、右サイドの酒井宏樹からのクロスボールを高い打点のヘッドで叩きつけ3−0とリードを広げた。

「(酒井)宏樹さんが持った瞬間に、ファーまで流れてきたらイケるなと、僕なりにタイミングが合っていたので、思い通りのボールを入れてくれたので」

 代表での連係には手応えもあったという。今回浅野が起用されたのは2列目の左サイド。

「練習でも(左サイドのポジションで)やっていましたし、自分のチームでも(ウイングとして)プレーしています。たぶんチームでのプレーを見て、(2列目の左で)使われたのかなと思います。

 サイドでやるということは、守備もFWでやるよりも求められますし、そこは自分のチームでもすごく意識しながらやっています。今後はもっともっと賢くプレーしないといけないのかなと、試行錯誤している最中です。自分のチームでもウイングとしてやれているというのは一つ自分の中でオプションを増やせているので良いかなと思います」

 絶好調の南野拓実を筆頭に、中島翔哉、堂安律、久保建英、モンゴル戦で3アシストと猛アピールの伊東純也など、タレントがひしめく日本代表の2列目に、また一人頼もしい戦力が名乗りを上げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部