柴崎はタジキスタン戦でフル出場。中盤の底でチームのバランスを取った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[カタール・ワールドカップ・アジア2次予選]日本 3−0 タジキスタン/10月15日/ドゥシャンベ・セントラルスタジアム

 日本代表は10月15日、カタール・ワールドカップ2次予選の敵地でのタジキスタン戦で、3−0の勝利を収めた。

 日本がほとんどの時間でボールを握るかと思われた一戦はしかし、意外な形で前半を折り返すことになった。

 ホームのタジキスタンが粘りを見せ、前半をスコアレスで終えたのだ。しかも決してワンサイドゲームではなく、日本は23分にGKと1対1を作られる場面もあった。

 ボランチでフル出場した柴崎岳は以下のように振り返る。

「前半相手は、ホームでサポーターの後押しもあって、自分たちの慣れた環境だったり、グラウンドでのメリットを活かしていた。勢いもありましたし、彼らのスタイルを存分に出してきたなというのはあります」
 
 
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 さらには決定機を作れども決め切れない、焦れるような展開が続いていた。柴崎は実際、プレーをしながらアウェーゲーム特有の不穏な予感を抱いていたという。

「決定機はうちらも前半はありましたけど、モノにできず、ちょっと嫌な感じだなと個人的には感じました」

 それでも「アタフタしてもしょうがないので、0−0になって、後半しっかりとまた続けて、チャンスを作るためにやっていこうと、そういう気持ちではいた」と、冷静に振る舞い続けたことが奏功する。

「後半になって、相手も前半ほどの勢いはなくなって、中盤を攻略しやすくなったというのはありましたし、前半よりもゴール前でのシーンが増えたというのはあると思います」

 後半に入ると、53分、55分の南野拓実の連続ゴールを皮切りに、82分には浅野拓磨がダメ押しの3点目を決めて、2次予選3連勝を飾った。

 前半は不穏な予感を抱いていた柴崎も、「試合全体を通して、90分通してのマネジメントとして、考えたほうが良い。そこに関しては、結果もそうですし、チームのメンタリティに関しても良かったのかなと思います」と、結果的に勝利を収めた一戦をそう振り返った。

 今後、さらに続くワールドカップ予選では、同じように決定機を作れどもモノにできないゲーム展開はあるだろう。その時には、柴崎が言う“メンタリティ”が明暗を分ける大きな鍵を握りそうだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部