空軍1号機を利用して海外歴訪に向かう李首相(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は天皇が即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」に出席するために訪日する際、大統領専用機の空軍1号機を利用する。複数の国務総理室関係者が15日、伝えた。

 22〜24日の日程で訪日する李首相は当初、空軍2号機を利用する予定だったが、変更されたという。

 1号機と同様に、2号機も大統領専用機だが、1号機の搭乗可能人数が180〜200人であるのに対し、2号機は30〜40人で機体が小さい。

 今回の李首相の訪日は国民の高い関心を反映してか、同行記者団の規模が大きく、韓国首相の同行記者団としては過去最大になる見通しだ。現在までに国内30の報道機関から約50人が同行取材を申請した。

 韓国大法院(最高裁)の強制徴用賠償判決、日本の対韓輸出規制強化、韓国の韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了決定などで韓日関係が1年近く悪化を続ける状況の中、今回の訪日を機に関係改善の糸口を見いだすことができるか注目される。

 特に李首相と安倍晋三首相の会談が実現すれば、昨年10月に韓国大法院が初めて強制徴用被害者への賠償を日本企業に命じて以降、約1年ぶりの首脳級会談となる。

 文大統領は大統領と首相が役割を分担する「ツートップ外交」の重要性を強調しており、李首相は昨年7月から海外歴訪の際には空軍1号機を利用している。