五輪世代の日本代表がブラジルに勝利!現地記者に「株を上げた選手」「本気度」を聞いてみた

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東京五輪を来年に控えるU-22日本代表が、U-22ブラジル代表を2-3で撃破した。

試合はPKで先制を許したものの、田中碧(川崎)が2ゴールを奪い逆転。さらに中山雄太(PECズウォレ)の一発で突き放すと、その後再びPKで日本は1点差とされ町田浩樹(鹿島)が退場となったが守り切った。

親善試合とはいえ、あのブラジル代表を敵地で下すというのは簡単ではない。

そこでQolyでは、日本をこよなく愛するブラジル人チアゴ・ボンテンポ記者に、この試合の感想について聞いてみたぞ。

ーーやあチアゴ!2-3という結果に終わったけど感想は?

チアゴ・ボンテンポ(以下省略):1-3(で日本が勝利)のほうがフェアだね。(ハンドとなった)2つ目のPKは判定が怪しかったから。

このブラジル五輪世代は今まで負けたことがなかったんだけど、今日は日本のほうが良かったと思うよ。

ーー1つ目のPKと町田浩樹の退場はどう?

最初のPKもちょっと珍しかったね。町田のタックルは激しかったから退場は仕方ないかな。

ーーじゃあそんな試合で目立った選手を教えてくれるかな。

田中碧の2ゴールは試合を決めたね。守備、ポジショニングも優れていた。トゥーロン国際大会で魅せたパフォーマンスを続けられて良かったよ。

あと、ウィングバックの橋岡大樹と杉岡も良かった。守備だけでなく、攻撃でも効果的だったね。ブラジル代表ではキャプテンのリアンコがよくできたと思うけど、よかったのは彼だけかな。

ーーブラジルのアンドレ・ジャルディネ監督は今年の4月に就任したばかり。今回のセレソンの本気度はどうなの?

GKのイヴァン(ポンチプレッタ)、MFのブルーノ・ギマランイス(コリンチャンス)、FWのホドリゴ・ゴイス(レアル・マドリー)とペドロ(フィオレンティーナ)はベンチからのスタートだったけど、それ以外ほぼベストメンバーだったよ。

ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)は今回も招集されなかったけどね。

ーー日本も久保建英や堂安がいなかった。お互い全員が揃ってもいい勝負できるかな?

できると思う。日本はコパ・アメリカでいい試合をしたからね。

ただヴィニシウス・ジュニオールは五輪に行くのは難しいかも。レアル・マドリーが許可を与えないかもしれないから。最近CBFとブラジルのクラブは関係が悪くなっているので、選手を揃えることがこれまで以上に難しくなるかもしれない。

ーー今回の敗戦に対する国内の反応はどう?

さっきも言ったんだけど、この五輪代表は今まで負けたことがなかったからあまり批判はなかった。エキサイティングな選手が多く攻撃的なスタイルで全くA代表と反対だからね。

でも初めての敗戦、それも日本という相手に圧倒されて負けたから批判されている。来年のU-23南米選手権(五輪予選)に向けてプレッシャーが高まってるよ。

ーーブラジルは最近U-17やU-20でも予選敗退が続いているけど、U-23は五輪突破を決められそう?

今回のU-23はポテンシャルの高い選手が多いからとても期待されている世代。突破できるとみんなが期待しているよ。できなかったら“大失敗”になる。

でも最近ブラジルではいろんな政治的な問題が起きている。特に汚職の事件。CBF(ブラジルサッカー連盟)も汚職に巻き込まれ、協会の前の会長はみんな汚職にかかわっていた。

そんなCBFに対しては反感が高まっているから、代表が負けても気にしない人が多いと思う。私も同じだね。

もちろん自分の国が大好きで代表の試合もいつも見ているけど、日本サッカーを取材するようになってからブラジルと戦う相手が日本なら日本に勝ってほしいと思ってるよ。

ーーじゃあ最後に、ブラジルに勝った日本は東京五輪で期待できると思う?

冨安、堂安、久保など全員が揃って、OA枠を正しく使えたら(例えば中島、柴崎+あと一人)日本はメダルを獲得できると思う。

今回の試合の放送でも解説者はそう言っていたよ。「ブラジルより日本は組織的。日本は強いチームになった。五輪でメダルを目指すべきのチーム」ってね!

ーーありがとう!

どういたしまして!