タジキスタン戦の予想スタメン。モンゴル戦のメンバーが軸になるか。

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 10月10日にカタール・ワールドカップのアジア2次予選の第2戦、モンゴル戦(埼玉スタジアム2002)に6-0と快勝した日本代表は、同15日にアウェーでのタジキスタン戦(現地時間17時15分、日本時間21時15分キックオフ予定)に臨む。人工芝への適応など課題はあり、森保一監督は「タフで難しい試合になると思っています。勝てる保証はありませんし、最善の準備をしたいです」と意気込みを語った。

 森保ジャパンはモンゴル戦から中4日で、しかも日本からの長距離移動を強いられている一方、タジキスタンは10日にワールドカップ予選がなかったため、コンディションの差がひとつのポイントになりそうだ。

 ただ森保監督は「コンディション面は、もちろんタジキスタンとは差があるかなと思っています。彼らは直近の予選の試合を行なっていませんし、我々は中4日で長距離移動をしてきました。ただ、日本の選手たちは連戦の経験もありますし、中4日でコンディションは回復できると思います」と、自信を覗かせた。

 今回の2次予選は、日本、タジキスタンともに初戦から連勝しており、「グループで最も強い相手なので、気を引き締めていかなくてはいけない」(酒井宏樹)と選手たちも警戒心を強める。森保監督も「個々はフィジカルがあり、推進力のあるチームだと思います。個々の技術がしっかりしていて、オーガナイズされてもいます」とタジキスタンを評価した。

 予選グループ内での首位攻防戦、そしてアウェーでの戦い、さらに森保監督は直近の試合から大きくメンバーを変えることが少ない傾向にある点を踏まえると、コンディションによって多少の入れ替えはあるかもしれないが、基本的にはモンゴル戦の先発メンバーを軸になるのではないか。

 そう考えるとGKは3試合連続でスタメン出場し、すべて無失点に抑えた権田が起用される可能性が高い。
 最終ラインは吉田麻也、長友佑都は、タジキスタンに入って初の練習を行なった12日はホテルでコンディション調整をしたが問題はなさそう。一方、モンゴル戦で左太ももを痛めて離脱が決まった冨安の代役は、植田が有力だろう。

 9月のパラグアイ戦では後半45分のみであるが、吉田と植田はCBでコンビを組んでおり、無失点でゲームを終えた。このふたりであれば、大きな心配はないはず。ただ、経験を積ませる意味でも、畠中槙之輔、板倉滉を抜擢するのも面白く、3バックの採用もあるかもしれない。

 また、モンゴル戦で足首を痛めて後半途中に交代した右SBの酒井宏樹は「問題はないです」とプレーできる状況であると説明。ただ、もし無理をさせられないと、指揮官が判断した場合は、冨安の代わりに追加招集となった室屋成や、モンゴル戦では酒井に代わって出場した安西幸輝にチャンスが回ってくるだろう。
 ボランチは柴崎岳は外せないとして、その相棒はモンゴル戦で猛アピールした遠藤航か。遠藤は昨季まで所属したベルギーのシント=トロイデンで、人工芝のピッチで試合を重ねており、その経験は大きい。

 ただ9月の2連戦で先発した橋本拳人もコンディションは悪くなさそうで、虎視眈々とレギュラー奪取を狙っている。

 そして、最も読みにくいのは、中盤2列目だ。モンゴル戦では先発起用された伊東純也が3アシストと結果を残し、評価を高めた。攻撃の推進役である中島翔哉も重要な戦力であり、順当にいけば、このふたりがスタメンか。ただ、モンゴル戦では出番のなかった堂安律、久保建英は悔しさを募らせているはずで、トレーニングでのアピール次第では、原口元気も含めて入れ替えがあるだろう。特にこれまで定位置を守っていた堂安の意地には期待したい。
 縦関係になる2トップでは、太ももを痛めているエースの大迫勇也を欠くが、モンゴル戦ではCFの永井謙佑、セカンドトップの南野拓実がともに1ゴール。特にワールドカップ予選で2試合連続、国際Aマッチでは3試合連続得点中の南野は、93年に三浦知良が達成して以来、ふたり目となるワールドカップ予選開幕からの3試合連続、そして国際Aマッチ4試合連続弾を視野に入れる。

 またCFの永井も周囲との連係は高まっており、2試合連続でスターティングメンバーに名を連ねるのではないか。モンゴル戦で代表初ゴールを奪った鎌田大地、浅野拓磨はジョーカーとしての出場になるのかもしれない。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)