展覧会「モネとマティス ―もうひとつの楽園」箱根・ポーラ美術館で、理想的な“庭”や“室内”の絵画

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展覧会「モネとマティス ―もうひとつの楽園」が、箱根のポーラ美術館にて2020年4月23日(木)から11月3日(火・祝)まで開催される。

「モネとマティス ―もうひとつの楽園」では、19世紀後半、近代化する都市を離れ、パリ郊外のジヴェルニーの自邸に造成した睡蓮の池を繰り返し描いた、クロード・モネと、南仏のアトリエを調度やテキスタイルで装飾し、室内画を制作したアンリ・マティスに着目。

モネは終の棲み家となったジヴェルニーにおいて、思うがままに庭を作り上げると、その空間をそのままアトリエとして、睡蓮の連作に取り掛かった。また、マティスは、モデルや意匠、調度品によって舞台さながらの装飾をアトリエ内に施して理想的な空間を作り上げ、自身の絵画表現に反映させた。

それぞれ「庭」「室内」という作品の主題となる空間を作り上げ、画家の理想の楽園ともいうべき環境で絵画を追究したモネとマティス。自らの生きる環境を理想化し、テーマに据えて絵画制作に取り組んだ両者を比較しながら、国内外の作品を通じて共通点を浮き彫りにしていく。

【詳細】
モネとマティス ―もうひとつの楽園
会期:2020年4月23日(木)〜11月3日(火・祝)
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
場所:ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
TEL:0460-84-2111
料金:大人 1,800(1,500)円 / シニア(65歳以上) 1,600(1,500)円 / 大学・高校生 1,300(1,100)円 / 障害者手帳持参者及び付添者(1名まで) 1,000円
※( )内は15名以上の団体料金。
※中学生以下無料。
※シニア割引、障害者手帳持参割引は、他の割引との併用は不可。
※価格はすべて税込み。


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