北陸新幹線120車両が浸水…「廃車のおそれ」も

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 正常なダイヤに戻るにはまだ時間がかかりそうです。浸水した新幹線120両の車両について、廃車の可能性も指摘されています。

 JR長野駅から北東に10キロ余り。千曲川の堤防決壊で長野新幹線車両センターに止め置かれていた北陸新幹線の10編成合わせて120車両が水につかりました。北陸新幹線は通常30編成で運行しているため、全体の3分の1が被害を受けた形です。浸水した新幹線はどうなってしまうのでしょうか…。鉄道ジャーナリストの梅原淳さんに聞きました。

 鉄道ジャーナリスト・梅原淳さん:「車輪や車軸は洗浄したりすれば使えると思うが、問題は電気を取り込んでモーターを回転させるために必要な電気の部品なんです」

 新幹線は電気を送る様々な部品が車両の床下に付いています。これらの部品は乾いたとしてもそのまま運転すると発火の恐れがあるので、そのままでは使うことができないといいます。

 鉄道ジャーナリスト・梅原淳さん:「これら(電気)の部品というのは半導体がたくさん使われていて、基板が付いている。こうしたものが浸水すると腐食が始まるので、ほぼすべてこれを取り換えないといけなくなる。車両自体を新たに作り直した方が早いというか、修理が楽といいますか、というようなことになる」

 新幹線1両を製造するのにかかる費用は約2億7000万円です。120両では総額328億円にも及びます。梅原さんによりますと、新しく新幹線の車両を製造するには最低でも半年から1年ぐらいはかかるといいます。いずれにせよ、台風前のダイヤに戻るのはまだまだ先になりそうです。