この夏に移籍金2500万ユーロを投じて、TSGホッフェンハイムより加入した、ニコ・シュルツ。だがここまでは不調から定位置を失い、さらに負傷により長期離脱を余儀なくされるなど、新天地ボルシア・ドルトムントで思い描いていた船出とは大きく異なる結果となってしまっている。

 シュルツは今年8月はじめに行われた、ドイツ杯初戦のユルディンゲン戦にて足を負傷、それでも懸命にプレーを続け、開幕から2試合で先発出場するも、ケルン戦では不調から後半62分で交代。ウニオン戦はベンチで見守り、そこから最初の代表戦期間を迎えることになった。だが今度は北アイルランド戦にて再び強い痛みを抱えることとなり、ここまで離脱が続いているところだ。

 だが足の痛みからようやく解放され安堵の表情を浮かべる同選手は、先週にははじめて部分的ながらチーム練習参加。かつて所属した首位ボルシア・メンヒェングラードバッハ戦からプレーする可能性もあるだろう。kickerに対して、シュルツは「そうなるように願っているよ」と語った。

 なおそのシュルツは今回代表参加は見合わされたものの、時間を利用して代表チームを訪問。昼食を共にしたり、意見交換を行なったりするなどした後に、再び自宅へと戻っている。