森保ジャパンの最新序列。ボランチと中盤2列目では定位置争いが激しくなっている。

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 10月10日のカタール・ワールドカップのアジア2次予選の第2戦、モンゴル戦(埼玉スタジアム2002)に6-0と快勝した森保ジャパンは、15日に予選の第3戦として、敵地のパミール・スタジアムでタジキスタンと対戦する。モンゴル戦は通常のレギュラーから、数人のメンバーを入れ替え、ゴールラッシュを披露したが、その一戦を経てメンバー23人の評価はどう変わったのか。ここではMFとFWの最新序列を紹介する。

 
【ボランチ】
◎柴崎 岳(デポルティボ/スペイン)
〇遠藤 航(シュツットガルト/ドイツ)
〇橋本拳人(FC東京)
△板倉 滉(フローニンヘン/オランダ)

◎=レギュラー候補 〇=有力 △=バックアッパー

 司令塔の柴崎が軸であることに変わりはないが、モンゴル戦では柴崎とのコンビで先発した遠藤が、レギュラー返り咲きへ猛アピール。セットプレーでは空中戦の強さを活かして味方の得点を演出し、チーム5点目もマーク。試合終盤には強烈なミドルで鎌田の代表初得点も導き出すなど、存在感を見せ、指揮官の評価を上げはずだ。所属するシュツットガルトでは出番に恵まれないが、コンディション面の不安を払拭したのも大きい。

 もっとも9月のパラグアイ戦(キリンチャレンジカップ)とミャンマー(カタール・ワールドカップ・アジア2次予選の初戦)で柴崎とともにスタメン出場したのは、Jリーグで首位争いを演じるFC東京の橋本だ。前述の2試合で、橋本はまずまずのパフォーマンスを示しており、今後も柴崎の相棒の座を目指す争いは続くだろう。

 また東京五輪世代の板倉は、所属するフローニンヘンではCBとしてプレーするが、コパ・アメリカでは柴崎のパートナーとしてまずまずの働きを見せており、これからが楽しみな人材である。
 
【サイドハーフ】
◎中島翔哉(ポルト/ポルトガル)
◎堂安 律(PSV/オランダ)
〇伊東純也(ヘンク/ベルギー) 
〇久保建英(マジョルカ/スペイン)
△原口元気(ハノーファー/ドイツ)

◎=レギュラー候補 〇=有力 △=バックアッパー

 これまでは、左の中島、右の堂安が鉄板の組み合わせだった。しかし、モンゴル戦では堂安に代わって先発した伊東が3アシストと結果を残し、風向きが変わりつつある。スピードを活かした縦への突破という自らの武器を提示した伊東は、今後も貴重な戦力として計算されるだろう。

 さらにモンゴル戦では出番のなかった久保、経験豊富な原口も控え、競争はさらに激しくなるはず。その意味でも、モンゴル戦で伊東の活躍をベンチから見守った堂安が、次のタジキスタン戦で、どんなパフォーマンスを見せるのか注目したい。
【2トップ】
◎南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)
〇永井謙佑(FC東京)
〇鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
△浅野拓磨(パルチザン/セルビア)
△久保建英(マジョルカ/スペイン)
 
◎=レギュラー候補 〇=有力 △=バックアッパー
 
 太ももを負傷した大迫を欠くなかで臨んだモンゴル戦は、CFに永井、セカンドトップに南野というコンビでスタート。南野は10月2日のチャンピオンズ・リーグのリバプール戦で1ゴール・1アシストと結果を残したように好調をキープし、攻撃陣を牽引。貴重な先制点を挙げるなど、チームに不可欠な存在だと改めて証明した。
 
 また永井も素早い動き出しでボールを引き出し、ゴールもマーク。及第点のプレーをしたと言えるだろう。この新2トップは大迫不在時のオプションとして、良い選択肢になりそうだ。
 
 一方、タジキスタン戦で焦点になるのは、鎌田、浅野、久保の起用法。もし出場機会が巡ってきた時に、彼らは自らの力を示せるか。さらなる序列変動を起こしてもらいたい。
 
文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)