石油タンカー「サビティ」(C)ロイター

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 中東サウジアラビア沖合の紅海を航行中のイランの石油タンカーで爆発が起きたことに関して、イラン外務省は11日、サウジアラビアの方角から何者かによる攻撃を受けたとの認識を示し、「危険な行為」だと非難した。

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 船を所有するイラン国営石油会社は、タンカーはミサイルによる攻撃を受けた可能性があるとしている。イラン側は攻撃の「実行者」特定のため捜査すると表明した。

 爆発があったのは、石油タンカー「サビティ」。サウジ西部ジッダの沖合100キロ付近の紅海を航行していた11日午後5時と5時20分に2回の爆発があり、石油タンクに約1・5メートルの損傷が生じた。

 一方、米国防総省は11日、サウジに展開する米軍部隊の増派を発表。9月発表分を含めると3000人規模の増派となる。

 中東では今年5月と6月にイラン周辺海域でタンカーが相次いで攻撃を受け、9月にはサウジ東部の石油施設が攻撃を受けるなど軍事的緊張が高まっている。イランのタンカー攻撃の「実行者」が特定されれば、中東情勢がさらに不安定化するのは必至だ。