捕手で先発出場し、複数安打を記録した中村奨

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 「フェニックス・リーグ、広島9−7西武」(10日、南郷スタジアム)

 広島・坂倉将吾捕手(21)と中村奨成捕手(20)が10日、日南市の南郷スタジアムで行われた「みやざきフェニックス・リーグ」の西武戦にフル出場。この日残留を表明した正捕手・会沢に追いつき追い越すことを目指す中、互いに快音を奏で存在感を示した。同リーグでここまで1試合ごとに交互にマスクをかぶる若手捕手2人がレベルアップへ汗と泥にまみれ続ける。

 いきなり若手捕手2人のバットから得点につながる一打が生まれた。3−0の一回無死で坂倉が右前打を放つと、その後1死一、二塁で中村奨が中前適時打。いずれもプロ通算133勝の内海相手に快音を響かせた。四回には左中間二塁打を放ち複数安打を記録した中村奨は「感覚的には非常にいいものが出た」と笑みを見せた。

 フェニックス・リーグではともにここまで全4試合で出塁中。マスクは2人が1試合ごと交互にかぶっている。両者とも守備面に課題を持つ中、実戦経験を多く積める機会。今季左翼での出場の方が多かった坂倉は「ミスすることもあるけどすごく楽しく野球ができている」と充実の表情を浮かべた。

 この日は今季国内FA権を取得した正捕手・会沢が残留を表明。坂倉が「まだまだ若いけど、挑戦者としてぶつかっていきたい」と語ると、中村奨も「お手本の先輩。勝負の世界なので少しでも追いつけるようにやっていきたい」と決意表明した。

 この日で第1クールが終了。一日の休養日を挟み、12日から再び実戦が続く。「しっかり練習して、いいものを出せるようにしたい」と中村奨は力強く話した。石原や磯村らもひしめくポジションで、根を伸ばし花を咲かせる。