昨年からブームが続くタピオカドリンク。人気店では女性を中心に長蛇の列になることも珍しくありませんが、皆さんどのくらいの頻度でタピオカドリンクを飲んでいるのでしょうか?そしてこのブームは果たしていつまで続くのか?気になる人も多いのでは……。

週1以上で飲むタピオカヘビーユーザーは全体のわずか8%

今回ご紹介するのは、株式会社ミュゼプラチナムが20歳から34歳の女性を対象に行なった「タピオカドリンクを購入する理由」に関するアンケートです。まずタピオカドリンクを飲む理由について、一番多いのはやはり「美味しいから」(40%)。続いて「タピオカの食感が好きだから」「友人・恋人などとのノリで」(14%)となっています。

そして気になる飲む頻度ですが、同調査の結果は以下の通りとなりました。

ヘビーユーザーは少ないですが、「飲んだことがない」人がわずか4%しかいないのも、それもすごい結果です。

一番多いのは「数か月に1回」(29%)。それに続くのも「1、2回飲んだことがある」(23%)で、女性の半数はそれほど多く飲んでいるわけではないことが判明しました。やや多いと感じる「2週間に1回」は14%で、それ以上の「1週間に1回」「ほとんど毎日」の合計はわずか8%。中毒のように頻繁に飲んでいる女性は、実際のところ全体のほんのわずかしかいないのです。

とはいえ、人気の専門店では相変わらずの大行列。また現在も、東京都内を中心にタピオカドリンク専門店があちこちにオープンしている状態となっています。そんな中同調査によると、タピオカドリンクのお店で「よく行くお店がある」と答えた人は32%だそう。お店を選ぶキッカケとして一番多いのは「たまたま見つけたら入る」(28%)で、特定の店を狙って行列している人は、ごく一部の人に限られることが分かります。

6割の女性がタピオカブームについて「一過性のブームで終わりそう」と回答

さらに同調査では、専門店のタピオカミルクティーの価格に関するアンケートを実施。専門店の場合、通常のMサイズで500円以上することも多数ですが、それについて「やや高い」と答えた人が73%だったそうです。ほか「とても高い」が13%で、「適正だと思う」と答えた人はわずか13%しかいませんでした。

では、いくらなら適正だと感じるのでしょうか?同調査による結果は次の通りとなりました。

400円と500円。わずか100円ですがそこには大きな違いがある?

一番多いのは「400円」で、それに続くのが「300円」。どうやら300円から400円適正と考えている人が多く、それを超えると高いと感じるようです。ちなみに参考価格して、スターバックスの代表メニュー「スターバックスラテ」のトールサイズは380円。「カフェモカ」のトールサイズは440円となっています。これと比較するとやや高いと感じかもしれませんが、タピオカ代をどう考えるかによるでしょうか?

タピオカドリンクは家で自作すると、タピオカを吸えるストローを用意するハードルにぶち当たります。

また同調査では、タピオカドリンクのブームが今後どうなるかについても質問。すると「一過性のブームで終わりそう」と答えた人が59%を占め、「人気ドリンクとして定着すると思う」と答えた41%を上回る結果となりました。

その一方で最近はブームも加熱し、タピオカのパンケーキやかき氷などのスイーツはもちろん、なんと「タピオカラーメン」なんて驚きのメニューまで登場。そんな現状について「タピオカはドリンクで十分」と答えた人は54%で、「一度は食べてみたい」と答えた43%を上回っています。タピオカに熱狂しているようにみえる女性のほとんどは、ブームでも案外冷静のようです。

【調査概要】
調査主体:株式会社ミュゼプラチナム
調査日:2019年9月19日〜2019年9月25日
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,764名
調査対象:全国20〜34歳の女性