左SBでフル出場した長友。自らゴールも決めてチームの大勝に貢献した。 (C)SOCCER DIGEST

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 10月10日、埼玉スタジアム2002で行なわれたカタール・ワールドカップ・アジア2次予選、日本はモンゴルを相手にゴールラッシュを決め込み、6−0の快勝を収めた。

 そのチーム3点目を挙げたのが、33歳のベテランSB長友佑都である。33分、この日先発した伊東純也が南野拓実とのワンツーで右サイドを打破し、中央へグラウンダーのクロスを送ると、攻め上がっていたドフリーの長友が難なくゴールに蹴り込んだのだ。

 長友にとっては、2009年10月の香港戦以来となる実に10年ぶりの代表ゴール。ガラタサライで人気者の長友だけあって、このニュースはトルコにもすぐさま伝わり、複数のメディアが報じるに至った。

 
 トルコ・メディア『Fanatik』は「日本がモンゴルにゴールの雨を降らせた!」とその圧勝ぶりを評し、長友については「数ある星(ゴール)のひとつを手にした」と表現。かたや現地紙『Haberler』は、「日本は決定的なシュートを何度か外したものの、終わってみれば6-0で勝利した。サイドバックであるユウト・ナガトモが、逆サイドでウイングを張るジュンヤ・イトウのお膳立てでゴールを決める珍しい場面もあった」と伝えている。

 さらにはトルコのサポーターも「我々のナガトモが代表の3点目をゲットした! 喜ばしい!」「日本が大勝するとは思っていたが、彼までゴールするとは……」「あれ? ユウトのポジションはどこだっけ(笑)?」と、思い思いのメッセージを寄せている。

 常にスプリントを惜しまず攻守に貢献し、国内でのワールドカップ初戦にあって、自身のゴールで快勝劇に華も添えた長友。10月15日に行なわれる敵地でのタジキスタン戦でも、ベテランはいぶし銀に輝くプレーぶりで森保ジャパンを支えるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部