本田率いるカンボジアに14発を浴びせたイラン。過去40年間で初めて女性ファンの観戦が許可された歴史的一戦で、攻撃陣が大爆発した。(C)Getty Images

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 10月10日、カタール・ワールドカップ・アジア2次予選の第3節が各地で開催され、日本を含む強豪国が格下相手にラッシュを決め込んだ。

 本田圭佑が実質的な監督を務めるカンボジア代表はアウェーでイランと対戦。攻守両面で終始殺到され、終わってみれば0−14という屈辱的な大敗を喫してしまった。前節は格上バーレーン相手に粘りに粘って0−1の敗戦と健闘を見せたが、さすがにイランとは力の差が歴然。開始5分の失点から88分までコンスタントに得点を重ねられた。

 日本がモンゴルを6−0で下したF組では、キルギスもミャンマー相手に7−0の完勝。ホームゲームだったとはいえ、日本が2得点しか挙げられなかったミャンマー相手の大量得点は侮れないだろう。

 そのほかのライバル国も軒並みゴールラッシュだ。期待のMFイ・ガンインが先発を飾った韓国はスリランカ相手に8−0の圧勝を収め、中国も格下グアムを向こうに回して7得点と大暴れ。ブラジルから帰化したエウケソン(広州恒大)が2戦連続ゴールを決めている。オーストラリアとウズベキスタンも完封で大差勝ちを飾った。

 なお、西野朗監督が率いるタイ代表は今節試合がなかった。

 
 木曜日に行なわれたアジア2次予選・第3節の全試合結果は以下の通りだ(国名横のカッコ内数字は勝点)。

【グループA】
中国(6) 7−0 グアム(0)
シリア(6) 2−1 モルディブ(3)

【グループB】
オーストラリア(6) 5―0 ネパール(3)
ヨルダン(4) 0−0 クウェート(4)

【グループC】
イラン(6) 14−0 カンボジア(1)
イラク(4) 2−0 香港(1)

【グループD】
サウジアラビア(4) 1−0 シンガポール(4)
ウズベキスタン(3) 5−0 イエメン(2)

【グループE】
バングラディッシュ(0) 0−2 カタール(7)
オマーン(6) 3−0 アフガニスタン(3)

【グループF】
日本(6) 6−0 モンゴル(3)
キルギス(3) 7−0 ミャンマー(0)

【グループG】
UAE(6) 5−0 インドネシア(0)
ベトナム(4) 1−0 マレーシア(3)

【グループH】
韓国(6) 8−0 スリランカ(0)
レバノン(3) 2−1 トルクメニスタン(3)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部