代表初ゴールを決めたFW鎌田大地

写真拡大

[10.10 W杯アジア2次予選 日本6-0モンゴル 埼玉]

 喜びよりも安堵のほうが大きかった。5-0の後半16分、MF南野拓実に代わって投入された日本代表FW鎌田大地(フランクフルト)はトップ下の位置に入り、同25分にFW永井謙佑がベンチに下がると、1トップにポジションを上げた。

「今日は一切、(パスを)受けに下がってない。ゴール前だけやろうと思っていた」。所属クラブでは3-4-1-2のトップ下や3-1-4-2のインサイドハーフなど中盤が主戦場。絶対的なエースであるFW大迫勇也がケガで不在の中、不慣れなポジションでチームに求められた役割を全うした。

 そして迎えた後半37分、MF遠藤航のミドルシュートを相手GKが弾くと、こぼれ球に素早く詰めてヘディングで押し込んだ。国際Aマッチ3試合目の出場でうれしい初ゴール。「ドイツでも入らない時期がずっと続いていたので、やっとかという感じ」と胸をなで下ろした。

 フランクフルトでもリーグ戦7試合、カップ戦1試合、EL予選6試合、EL2試合に出場しながら、得点は3部チーム相手のカップ戦での1ゴールのみ。得点にはだれよりも飢えていた。「ストライカーとしては全然だけど、久しぶりにFWとして出場して、チャンスもつくれたし、いいポジションも取れた。そこはプラスに捉えている」。大迫に代わる1トップがなかなか見当たらない森保ジャパンにおいて、新たな選択肢となる可能性を見せた。

(取材・文 西山紘平)