セットプレーから2得点に絡んだDF酒井宏樹

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[10.10 W杯アジア2次予選 日本6-0モンゴル 埼玉]

 古傷を痛め、大事を取って交代した。日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)は後半12分に途中交代。「ちょっとまた軽く捻挫した」と試合の中で古傷の右足首を痛めた模様で、「ひどくならないうちに」自分から交代を申し出た。

 序盤からモンゴルを押し込んだ日本は酒井、DF長友佑都の両サイドバックも積極的に攻撃参加。サイド攻撃から何度となくゴール前にクロスを供給し、得点を重ねた。

「(前にスペースが)空いていたので、攻めに行かないとなと思って前に行った。(相手は)マンツーマンで来ると思っていたので、予想外だった。自分のところにスペースがあって、やりやすかった」

 セットプレーでも存在感を見せた。1-0の前半29分、MF中島翔哉の左CKにMF遠藤航がヘディングで合わせると、GKが弾いたこぼれ球を酒井が右足ボレーで狙った。これをゴール前のDF吉田麻也が頭でコースを変え、追加点。4-0で折り返した後半11分にも中島の左CKから酒井と遠藤がニアに飛び込み、5点目が生まれた。

 5得点目のシーンは遠藤が頭でそらしたボールが酒井の顔面に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。酒井の得点となっても不思議ではない場面だったが、公式記録は遠藤の得点。これには「(遠藤)航は初ゴールですよね。良かったです」と、昨年11月16日のベネズエラ戦(△1-1)ですでに初ゴールを決めている“先輩”として遠藤の国際Aマッチ初ゴールを祝福していた。

 気になる足首の状態についても「次は大丈夫。(痛みを抱えながら)もう何試合もやっているので」と説明。DF冨安健洋が試合終盤に左太腿裏を痛めてピッチをあとにするアクシデントに見舞われた森保ジャパンにとって、不動の右サイドバックの状態は一安心と言えそうだ。

(取材・文 西山紘平)