<東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ライト級王座決定戦>1回TKO勝ちで新王者となり、3本のベルトを巻く吉野修一郎

写真拡大

 ボクシングの東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ライト級王座決定戦12回戦は10日、東京・後楽園ホールで行われ、日本王者で東洋太平洋、アジアパシフィックともに同級1位の吉野修一郎(28=三迫)がハルモニート・デラ・トーレ(25=フィリピン)に1回2分10秒、TKO勝ちし、アジア3冠を達成した。

 立ち上がりはデラ・トーレに押され気味だったが、吉野は冷静だった。「序盤にプレスをかけてくるのは想定内。試合が始まって打ち終わりが雑なのが分かったので」。右ボディーし、ガードがガラ空きになったデラ・トーレの顔面に左フックを叩き込み、一発で沈めた。「タイミングと当てる場所をしっかり。作戦では序盤は疲れさせて中盤以降に狙っていたんですけどね」と笑った。

 8月19日から9月上旬にかけて初の米国合宿を敢行。名門のワイルドカードジム、レジェンズジムで世界ランカーや米トップランク契約選手らとスパーリングを行った。出発前には元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳/ベネズエラ)とのスパーも経験。「スピードや技術のある選手とやらせてもらって、良い経験ができた」と振り返る。

 その成果も現れて電光石火の快勝。これでプロデビューから11連勝(9KO)とし、日本王座に加え、東洋太平洋、WBOアジアパシフィックと3本のベルトを手にした。「ぜいたく過ぎますよね。試合を組んでくれた会長のお陰です」と感謝。世界ランキング入りも視野に入ってきたが、3団体統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が君臨する階級だけに、「世界に行くにはもっと、もっとレベルを上げないと。技術もキャリアも足りていない。これで満足することなく頑張って、少しずつ世界に名前を売りたい。海外でも試合がしたいですね」と抱負を語った。